【Eマウント】何故SONYとZEISSのレンズを選ぶのか改めて考えてみる

レンズによる芝生の色味の比較作例
作例

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一眼カメラデビューしてから2年弱、サードパーティー製のレンズを購入することもありましたが、気付けばSONY純正のレンズが大半を占めるようになっていました。

そして今後新たにレンズを検討する際も、自分はまずはSONY純正またはZEISS(ツァイス)のレンズを第一候補に検討していくと思います。

何故そう思うのかというのを、先日あまりカメラに詳しくない友人にレンズを勧めた際に、なんとなく自分でこういうことかなと思っていた点を伝えたところ結構共感してもらえたので、伝わる方には伝わるかなと思い、整理してみようかと思いました。

個人的に各メーカーのレンズの描写から受ける印象の違いは、草木等の緑の色合いから感じやすいかもと思いましたので、その辺りを中心に比較・説明していきたいと思います。

非常に偏った個人的な意見ですし、サードパーティーのレンズは各1本ずつくらいしか所有したこともない浅い経験に基づく感想ですが、少しでも参考になれば幸いです。

※比較しているのは、SONY Eマウントのフルサイズミラーレスカメラ用のレンズです。

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まずは結論だけ先に

長くなりそうなので、先に自分がSONY純正レンズを選ぶ大きな理由となっている点を述べておきます。

  • 描写の違い(特に緑色の雰囲気)
  • 水没や破損にも対応した純正のワイド保証

以上の2点がほぼウェイトを占めています。

ただ最近では、α1を購入したこともあり、カメラの本体性能をフルに活用できる、「秒間30連写対応レンズおよびAF性能の高いレンズ」というのも選択の際に考慮するようになったので、ますます純正レンズ以外を選びづらくなってきてるなと感じています。

描写の違いの印象

早速、今回のメインの内容について述べていきたいと思います。

まず比較の前提だけ記載させてください。

今回紹介する写真は、公平に同条件で比較したもの等ではありません。

場面や程度の違いにもよって、これから述べる特徴どおりにならなかったり、メーカー間であまり差が出ないことも多々あると思っています。

その上で、あくまで私が撮影していた際に感じることが、わかりやすく出ているかなと思う写真を恣意的に選んでいますので、印象操作しているような内容になっていることは否定できないと思っています。

また全ての写真でRAW現像もしています(ただし、基本的な露出補正や彩度の調整等だけで、カラーミキサー等で個別の色を調整するようなことはしていません)。

これは、現像が上手な方が細かく調整すれば、全てのレンズで同じような色味を再現・統一できるかもしれませんが、軽くRAW現像をする程度では絶対に同じような色合いや雰囲気にはならないと思っているからこそ、特にJpeg撮って出しでの比較に拘る必要もないかと思っているからです(そもそも普段RAWでしか撮影していないのでデータがありません(笑))。

なお、現像ソフトはAdobeの"Lightroom"で、適用プロファイルは全て"Adobe カラー"です。

これらをご理解いただいた上で、あくまで個人が受けた印象の話ということで、批判めいたことが書いてあってもあまり気を悪くせず緩く読んでいただけますと幸いです。

以上を前提として進めていきたいと思います。

なお、今回紹介する写真に使用しているレンズはこちらです。

  • SEL50F14Z (SONY ZEISS)
  • SEL55F18Z (SONY ZEISS)
  • SEL135F18GM (SONY G Master)
  • SEL100400GM (SONY G Master)
  • Batis 2.8/18 (Carl Zeiss)
  • 70mm F2.8 DG MACRO Art (SIGMA)
  • 17-28mm F/2.8(A046)  (TAMRON) 
  • AF 24mm F2.8 FE  (SAMYANG)

同じメーカーのレンズでも描写の傾向が全然違う物もあるかと思いますが、今回はあくまで上記のレンズから受けたメーカーの印象を語っていくことをご容赦ください。

緑色の描写の違い

逆光で透けた草の比較(同じ場所)

草木等の緑色、特に逆光で透ける草や葉っぱを撮った時の印象に差が大きいなと思いました。

何気ない道端の草が太陽光に透けて綺麗だなと思って撮った時に、イメージどおり、またはそれ以上に良い雰囲気で撮れるレンズと、肉眼で見た方が綺麗だったなと思ってしまうレンズとに私の中では分かれてしまいます。

まずは特にそれが顕著に感じた冒頭の写真を紹介します。

ポツンと佇むベンチ
SEL50F14Z α7Ⅲ
ベンチと芝生
SEL135F18GM α1
ベンチと芝
SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art α7Ⅲ

一枚目がSONYから発売されているZEISS銘のレンズ"SEL50F14Z"、二枚目がSONYのGMasterレンズ"SEL135F18GM"、三枚目がSIGMAの"70mm F2.8 DG MACRO Art"で撮りました。カメラは記載のとおり"α7Ⅲ""α1"です。

時期はバラバラですが、全て西日で透ける時間帯に同じ場所を撮りました(135GMだけ少し早めの時間です)。
また撮影時はホワイトバランスオートで撮り、現像時にホワイトバランスは弄っていません。

まず、この中で特にシグマの色味が全然違うことが一目瞭然ではないでしょうか。

青っぽい草に写って黄色みが少ないですよね。

一枚ずつ大きく貼っていきます。画像下に主な現像パラメータも記載しておきます。

ポツンと佇むベンチ
自然な彩度+13 彩度-1 明瞭度-11 コントラスト+7
ベンチと芝生
自然な彩度+8
ベンチと芝
自然な彩度+13 明瞭度+18 テクスチャ+17

パラメータに記載のとおり、シグマのが一番彩度を上げているんですよね(明瞭度も唯一上げています)

それでも一番あっさりとした印象を受けるのではないでしょうか。

そしてZEISSの色の濃さ、影の濃さというのも良く出ているかなと思います。

これらから私が受けている印象は

  • SONY ZEISS =コッテリ、コクがある、肉眼で見るより派手目
  • SONY GM =ナチュラルな濃さ・コントラスト、色味はZEISSに近め(親和性が有る)
  • SIGMA =あっさり、コクがない、西日による透け感や眩しさを感じずらい湿度を感じづらい(カリカリ描写に繋がっている?)

こんなイメージです。私が一番好みなのはZEISSの描写です。

ZEISSは肉眼で見るよりも更にドラマチックにしてくれる印象があり、それが何を撮っても楽しいという気分にさせてくれる感じがします。
それが、私が初めてのレンズに"SEL55F18Z"を選んだ理由でもあり、またカメラにドハマりした所以だと思います。

SONYのGMレンズは、ZEISSと比較するとあっさりに見えます(135GMは太陽がまだあまり傾いていない時間に撮ったので、そのせいで余計あまり透け感等も感じづらくなっているかと思います)。

ただ、私の中ではGMレンズはSONY ZEISSのレンズと同じ系譜に感じるんですよね。
色の雰囲気とかは同じような印象なので、GM側の彩度を上げると比較的似たような雰囲気になりそうだなというイメージがあります。

※SONYの無印レンズやGレンズは使用したことがないので描写の傾向がわかりませんが、ネット等を見ているとまた微妙に傾向が違うのかなと感じています。

また、詳細は下記ページ(リンク先少し下のモノクロ写真の比較部分)を見て欲しいのですが、GMレンズは光の情報を非常に階調豊かに細かく捉えてくれる印象があります。
これはZEISSのぱっと見でわかりやすい凄さとはまた違った、代えがたい描写力だと思っているので、正直甲乙つけ難いなと感じています。

一方でシグマのレンズはソニーとは傾向が全く違うかなと思っています。

この写真の場合において、黄色味が足りないと思って単純に彩度を上げたりホワイトバランスを弄ってみても、黄色が悪目立ちするだけでソニーと同じような発色にはならないと思います。

ただ、このあっさりとした描写が好みだという方も必ずいるだろうなと思っているので、SIGMAの写りのほうが好きだという方も理解できます。
また、あっさりしている分、現像時に自分好みに大きくパラメータ調整をする方なんかには合いやすいのかも、と思ってます。

その他各メーカーレンズで撮った草木の写真

同じ場所で撮った写真はもうないのですが、それぞれのレンズで撮った草木の写真を並べていきたいと思います。

SONY ZEISS(SEL50F14Z)
青空と木
SEL50F14Z α7Ⅲ 自然な彩度+6 彩度+2

色乗り半端ないですよね。PLフィルターを付けたかのような発色の良さだと思います。

ツァイスのもう一つの凄さは、このような濃く暗めな雰囲気の写真だけでなく、真逆の淡く明るい写真でもガラリと表情を変えて素晴らしい雰囲気にしてくれるところだと思っています。

苔と小さな草花
SEL50F14Z α7Ⅲ フワッと系も〇

やはり自分はZEISSの描写が好きですね。SONYから新しいZEISSレンズがなかなか発売されない、というか今後もう発売されない空気すら感じるのが非常に残念です。

SONY GM(SEL135F18GM・SEL100400GM)

次にSONYのGMレンズで撮った写真を貼っていきます。

逆光に透ける草と木の陰
SEL135F18GM α7Ⅲ

これは大分太陽が傾いてきた時に撮った一枚ですね。ちゃんと光が綺麗だなと思った場面を撮ると期待通りに写してくれます。

紅葉の落ち葉に緑の葉が目立つ
SEL135F18GM α7Ⅲ

あっさり目ながらピント合焦部の黄色から緑へのグラデーション等、色調豊かな描写という印象を持っています。
なので、仮にここから彩度を上げた場合でも破綻しづらいのかなと思っています。

白い花
SEL135F18GM α11
春の芝生
SEL135F18GM α1

この2枚の写真は、先ほどのベンチの写真を撮った時と同じ日、時間帯に撮ったものです。
平凡で大した写真じゃありませんが、草花の色味の参考にしてください。

※余談ですが、α1のオートホワイトバランス非常に優秀だと思います。白い花が本当に綺麗な白で写ります。

次はズームレンズのSEL100400GMの写真ですが、こちらは少し色味が異なる印象です。

逆光に透ける木の葉っぱ
SEL100400GM α7Ⅲ 自然な彩度+16

若干青っぽくシグマの雰囲気に近いような感じを受けます。
この写真はホワイトバランスのスライドを若干右に(黄色っぽくなるように)調整もしてこんな感じです。

実際他の写真を撮っている時も、GMの単焦点レンズと比べると僅かにコントラストが低かったり、色乗りが控えめだなと感じる場面があります。

このGM単焦点の差を感じるからこそ、私は基本的に単焦点レンズばかりを購入してしまうのだと思います。

※ただ、ここ最近のレンズは更に進化しているのかなとも感じていて、先日"SEL1224GM"をソニーストアで触ってみましたが、あれは単焦点に近い描写が得られそうな期待感がありました(店内で撮っただけなのでまだなんとも言えませんが)。

Carl Zeiss(Batis 2.8/18)

SONYから発売されているZEISSブランド(SONY ZEISS)ではなく、Carl Zeiss(カールツァイス)単独のブランドで発売されているレンズからは、ツァイスのコッテリとした描写の特徴がより色濃く出ているような印象を受けます。

メタセコイア群を見上げて撮る
Batis 2.8/18 α7Ⅲ

色がただ濃いだけじゃなく、なんというか豊かに感じるんですよね。

木漏れ日に照らされる水元公園の歩道
Batis 2.8/18 α7Ⅲ

シャドウも濃いですよね。

光差し込む植栽と犬
Batis 2.8/18 α7Ⅲ

背景のボケとした場合でも透けた葉の感じなどが出ているのではないでしょうか。

次は曇天時の緑の写真です。

石垣島の山々
Batis 2.8/18 α7Ⅲ 自然な彩度+10 彩度+8

曇天ということもあり、自分の中では彩度を結構上げているほうではありますが、それを差し引いても色乗りが凄いと思います。

※ツァイスレンズの中では彩度を上げている方という意味です。後述するサムヤンのレンズ等ではもっとガンガン彩度を上げていたことを、今回写真を見直していて再認識しました。

バティスのRAWデータの色乗りの良さは、Batis 2.8/18のレビュー記事にて現像前の取り込んだだけのRAWデータ等も交えて紹介していますので、是非こちらもご覧ください。

最後におまけで、緑の写真ではありませんが、"Batis 2/40 CF"というレンズをレンタルして撮った時の色乗りの凄さに衝撃を受けた写真を貼っておきます。

水族館の青い水槽
Batis 2/40 CF α7Ⅲ 自然な彩度-12 明瞭度+10

青が濃すぎて自然な彩度を下げた写真です。
非常にコッテリですね。これを付けてダイビングしたら凄い楽しそうな予感がします。

TAMRON(17-28mm F/2.8(A046))

続いてTAMRON(タムロン)のレンズ"17-28mm F/2.8(A046)"で撮った写真の紹介です。

先に正直に言ってしまうと、タムロンとサムヤンの緑の描写が私は好きじゃありません。
これが早々に手放してしまった要因の一つだと思っています。

逆光に透ける鹿島神宮の木の葉
17-28mm F/2.8(A046) α7Ⅲ 自然な彩度+23 彩度+2 コントラスト+16

自分の腕が未熟というのも当然なのですが、なんというか、グッとくるものが何もないんですよね。

良い雰囲気で撮れそうだなと撮ったものが、期待値を大幅に下回ってしまうことがあるのです。

現像パラメーターも、Zeissのレンズでは考えられないくらい、自然な彩度+23、コントラスト+16と大きく上げていてもこんな感じです。

※Zeissレンズの場合にこのような明暗差が激しい場面だと、現像時にコントラストの値を下げることが多いくらいです。

鹿島神宮の木々
17-28mm F/2.8(A046) α7Ⅲ 自然な彩度+9 彩度+3 コントラスト+15

何が撮りたいのかわからないひっちゃかめっちゃかな写真になっちゃっています(笑)
こんな感じで光と影のある所を撮っても、なかなか良い雰囲気になってくれないことが多い印象なんですよね。

後、右側手前の前ボケになっているシダ植物のような暗い緑の色合いが凄く苦手なんですよね。
非常に悪く言うと汚い色に感じるというか・・・(タムロン好きな方には本当申し訳ございません)。

また、このシダ植物の緑の雰囲気は、後述するSAMYANG(サムヤン)の描写と似ているなという印象を持ってます。

鹿島神宮の木々
17-28mm F/2.8(A046) α7Ⅲ 自然な彩度+15 彩度+4 明瞭度+28 コントラスト+12

あまり光が当たっていない場面の写真です。

なんとなく湿度を感じづらい描写なのかなとも思いました。

SAMYANG(AF 24mm F2.8 FE)

続いてSAMYANG(サムヤン)です。

光に透ける草
AF 24mm F2.8 FE α7Ⅲ 自然な彩度+7 明瞭度+9

あまり透けた葉っぱを撮った写真が無く、これくらいしか参考になりそうなのがありませんでした。

葉っぱのハイライトの部分の描写がいまいちなのかなと思いました。後はシャドウ部が薄い印象です。

犬と植栽
AF 24mm F2.8 FE α7Ⅲ 自然な彩度+5 コントラスト-15

この背景の植栽の緑色が好きじゃないんです。

写りも平凡で、これだとスマホでも良くねと言われそうな気がします。

※なんでコントラスト-15にしているのか覚えていませんが、恐らくデフォルトの状態が自分の好みで無い(犬が可愛く見えづらい)コントラストの高さだったんだと思います。

このレンズを買って最初に愛犬を撮って以降、広角レンズの歪みも相まってなんか可愛く写らないなと思ってしまい、その後一度もペット撮影には使わなかったことを覚えています。

湿った等々力渓谷の植物群
AF 24mm F2.8 FE α7Ⅲ 自然な彩度+15 彩度+6 コントラスト+29

見返すとびっくりするくらいコントラスト上げてましたね。

この"AF 24mm F2.8 FE"で撮ったRAWデータは、非常にコントラストが低く、色も薄めな状態で出てきたような記憶があります。

このレンズとZeissのレンズ(SEL55F18Z)で似たような場所を撮った際の雰囲気の違いの比較についても、既に別のページで何度も述べていますが、改めて後述したいと思います。

SIGMA(70mm F2.8 DG MACRO Art)

各レンズ毎の作例の最後は、最初の方でも述べたシグマのレンズ"70mm F2.8 DG MACRO Art"で撮った写真を紹介します。

シグマのレンズが一番あっさりとした色の印象を受け、ツァイス等との違いを感じやすいですが、シグマの描写もこれはこれで私は好きです。

私の好みであるツァイスの描写とは真逆の方向だと思っていますが、気分転換に使いたくなるような魅力があると感じています。

木々と空
70mm F2.8 DG MACRO Art α7Ⅲ 明瞭度+4 かすみの除去+12

冒頭の三枚並べて比較した内のシグマの画像と同じ日に撮っていた写真です。

上手く言えないのですが、ツァイスでは絶対に撮れないような雰囲気になるんですよね。

現像時にシャドウを持ち上げたり、ハイライトを下げたりした時の変化の仕方も、どことなく違う印象です。

また、線が細く精細に見える感じもあります。

水滴を乗せたクローバー
70mm F2.8 DG MACRO Art α7Ⅲ 明瞭度+5 コントラスト+6

やはり色味はあっさりとしていて優しい印象です。マクロレンズだから尚更なのですかね。

芝生に座り込む犬
70mm F2.8 DG MACRO Art α7Ⅲ 自然な彩度+4 彩度+5 コントラスト+8

これは彩度とコントラストを上げているせいでもありますが、他の写真よりは黄色味があると思います。

ただシャドウ部は薄いですよね。これもツァイスと比べるとあっさりとした印象を受けます。

撮れた写真の雰囲気が違う

何度かシャドウが濃い薄いと述べていますが、色以外にこの部分も大きなポイントかなと思っています。

既に別ページでも比較して挙げている写真を載せておきます。

等々力渓谷の茶屋
SEL55F18Z α7Ⅲ
等々力渓谷の茶屋
AF 24mm F2.8 FE (SAMYANG) α7Ⅲ

一枚目がSONY ZEISSの"SEL55F18Z"で撮った写真で、二枚目がSAMYANGの"AF 24mm F2.8 FE"で撮った写真です。

同じ日に同じ場所から撮っています(焦点距離が異なりますので、サムヤンの方はトリミングしています)。

雰囲気が全然違うことがわかるかと思います。

大きいサイズでもそれぞれの画像を貼っておきます。

等々力渓谷の茶屋
SONY ZEISS
等々力渓谷の茶屋
SAMYANG

もう一例同じポイントからではないですが、同日に撮ったものを貼っておきます。

等々力渓谷の斜面
SEL55F18Z 自然な彩度+15 彩度+6 コントラスト+29
渓谷の崖
AF 24mm F2.8 FE (SAMYANG) 自然な彩度+15 彩度+6 コントラスト+29

この例は現像設定をそのままコピペしていたようで、同じ値になっていました。

ツァイスの方がよりじめっとした雰囲気を描写してくれているような気がします。

ちなみにこれらの写真を撮った日は、上記二種類のレンズで、往路をサムヤン、復路をツァイスで撮っています。
その時の撮影記のページのリンクを貼っておきますので、より多くの写真を見比べたい方は是非ご覧ください。

こんな感じで私はZEISSの雰囲気の方がかなり好きなんだと自覚し、これらを撮った時にレンズの違いの差は非常に大きいのだなと痛感した次第です。

まあその結果高額なレンズばかり買うようになってしまいましたが(笑)

描写に関する記述は以上です。

純正の保証が付いて更に最安価格で買える

もう1点、個人的にレンズを選ぶ際に欠かせない要素が保証についてです。

これについてはSONYの純正レンズがずば抜けて優れています。

別記事にて保証内容の詳細を既に記載してますので、ポイントだけまとめると、

  • ソニーストアで購入すること際に付けられる破損や水没にも対応したワイド保証(3年または5年)が存在する
  • 月額500円の「αあんしんプログラム」に加入すると、3年ワイド保証が無料(5年は半額)になる
  • 「αあんしんプログラム」を解約しても、加入したワイド保証は期限まで有効
  • ソニーストアは、クーポン等を駆使すれば、新製品などは市場最安価格で購入できることがほとんど

こんな感じです。これがそもそも私がSONY製のカメラ(Eマウント)を使っている大きな理由の一つになっています。

※ちなみにカメラ本体は、ソニーストアで累計5万円以上買い物していると、半年に1度3年ワイド保証無料クーポンが貰えてそれを使うことで無料でワイド保証を付けられます(このクーポンはレンズには無効です)。

保証期間内であれば、自分の過失で落下させてしまったり、雨の中使用して壊れてしまったりした場合であっても何度でも無料で修理することができます(修理できず新品交換となった場合はそこで保証終了)。

これだけ手厚い保証は、他メーカーのカメラやレンズには現状無いのではと思います。

この保証があるので、SONY ZEISSとして発売されているレンズ(ワイド保証適用可)とCarl Zeissの製品として発売されているレンズ(ワイド保証適用不可)を比較検討した際に、どうしても私はSONY ZEISSを選択してしまいがちになってしまいます。

またF値などのスペックも比較すると、どうしてもSONY ZEISSの方がコスパが良く感じてしまうんですよね。

私は実際にワイド保証を使ったことはまだありませんが、α7ⅢにSEL100400GMを付けた状態で、腰くらいの高さからアスファルトに落下させてしまったことが一度あります。

幸い故障は無さそうでしたが、このような経験も有り、万が一に備えての保証は必須だと思っています。

また、私も以前はそう思っていましたが、ソニーストアのようなメーカー直販店で買うと非常に割高というイメージがあるかもしれません。

実際にソニーストアの表示価格はぱっと見高いのですが、実は誰でも貰える10%オフクーポンがあったり(更に株主優待券を持っている方は15%オフクーポンが貰えます(前述の10%オフクーポンとは併用不可))、定期的にメールで数千円分の買い物券を貰えたりもしますので、それらを使えば新製品発売時はほぼ間違いなく量販店の最安価格よりも割安に購入することができます。

また最近はソニーストア実店舗での下取りにも力を入れているようで、マップカメラの買取価格と同水準くらいの下取り価格になるものもあるみたいです(実際の査定の厳しさ等は未体験なので不明ですが)。

いつの間にかソニーから(ソニーストアからも)抜け出せないよう囲われつつある気がしています(笑)

逆にソニーストアの欠点は、完全な後継(競合)機種が発売されない限り、基本的に販売価格が値下げされないので、発売から数年経った製品はクーポン等を使っても市場価格に比べて割高になってしまうということくらいでしょうか。

私もソニーストア一辺倒ではなく、ソニー純正の製品でも発売時期によっては違う店で購入することもあります。

※ソニーストアのワイド保証について詳しく記載したページはこちらです。

終わりに

以上が私がレンズを選ぶ際のポイントでした。
いかがでしたでしょうか。

ここまで好き勝手述べてきましたが、もし同じメーカーでもこのレンズは違う描写をするよ、という物などがあれば是非ご教示ください。

今の私はこのようにだいぶ先入観を持っちゃって検討の幅を狭めていますので、良い情報があれば色々と試してみたいなと思っています。

折角沢山のレンズが揃っているEマウントのカメラを使っているので、選択肢を狭めちゃうのは勿体無いですよね。

以上、少しでも参考になれば幸いです。

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