【SEL135F18GM(FE 135mm F1.8 GM)】G Masterレンズの作例と感想【α7Ⅲ】

真っ赤な草作例
作例

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SONYのフルサイズミラーレス一眼カメラα7Ⅲと、SONYのEマウントレンズラインナップで最上級グレードであるGM(G Master)レンズのSEL135F18GM(FE 135mm F1.8 GM)の組み合わせで半年使用した作例と感想等レビューしていきたいと思います。

もう先に一言感想言わせてください。

このレンズ凄いです!めっちゃ良いです!

135mmの単焦点という、一見あまり日常使いには向いていなさそうな画角のレンズですが、多少無理をしてでもこのレンズを使いたくなる魅力があります。

実際、私が所有しているレンズの中では1,2を争う使用頻度だと思います。

作例も他のレンズ記事よりも多めになってしまうかもしれませんがお付き合いいただければ幸いです。

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レンズの特徴

外観

SEL135F18GMスイッチ面
SEL135F18GM
SEL135F18GMのクリック面
絞りリングのクリック音スイッチ

重さ約950g、フィルター径82mmとかなり大きめのレンズです。

sel135f18gmの大口径具合とa73
フィルター径82mmの大口径。ド迫力です。

ただし、他社の同じスペック(135mmのF1.8)のレンズの中では小型軽量な方です。

私基準では、犬の散歩等をしながらギリギリ片手でも撮影できる重さ、大きさでした(無理をしながらギリギリという感じです)。これ以上の大きさは難しいような気がしています。

散歩でカメラを使わないときは、ズボンのベルトにつけている"Peak Design"の"Capture"に取り付けて、撮りたい時にいつでも取り出せて、必要ない時はすぐに両手を空けられる体制にしております。

詳しくは下記記事に記載しております。

レンズフードが深いので、取り付けると全長がかなり長く見えます。

フード付きのSEL135F18GM
フードを付けた状態。
フード付きのsel135f18gmとa73
カメラに装着してフードを付けた写真。長い!

ここまで大きいカメラを持ち歩いているとやはり目立つようです。犬の散歩中も近所の方に声掛けられます(笑)

一つ懸念点がありまして、私のα7Ⅲは底部にキャプチャープレートというものを付けていて、少し嵩上げされている状態なのですが、それでも135GMにフードを付けた状態ですと、フードの直径がカメラの高さを上回ってしまいます。

なので上の写真のように、カメラを装着した状態で地面に置くと、フードが先に地面に付いてしまう形になり、フードやマウント部に負担がかかってしまうように感じます。

結果未使用時にテーブル等に置きたい時はいちいちフードを外さなければならず、その点は煩わしさを感じています。

sel135f18gmとa73を斜めから撮影
フード無しでカメラに装着した写真。
sel135f18gmとa73の側面
側面

フードを外してカメラに取り付けた感じは、若干長くもありますがバランス良いのではないでしょうか。

左手でレンズを支えることを想定すると丁度良い大きさだと思います。

ただし、私は基本フードを付けて撮るようにしています。

大口径ですぐに埃や塵がレンズ前面に付いてしまう気がしちゃっていますが、GMレンズのフードは、裏側が起毛素材になっていてレンズに付くのをより防いでくれそうという点と、フードを外す時にスイッチを押しながら回さないとフードが外れないようになっていて不意に外れてしまうことが無いようになっている等、結構利便性が良いと感じていますので極力使うようにしています。

135mmという画角

続いて135mmという焦点距離についてです。

あまり使ったことのない方には、中途半端な焦点距離の単焦点レンズということで、使いづらそうなイメージを持っている方や不安に思っている方もいるのではないでしょうか?

私にとっても初めての望遠レンズでしたので、そこが一番不安でした。135mmでの作例や距離感等かなり調べてから購入しました。

135mmのF1.8は大人の全身を写す撮り方をしても、強烈な背景のボケ感を得られるのが魅力なようで、ポートレート用途で購入する方が多そうでした。

私の135mmでのメイン用途は、犬と幼い姪っ子を撮るためです。被写体が小さいので、そこまで撮影距離を空けなくても上手く画角に収められるかなと思い、135mmを購入してみようという考えに至りました。

結果として大正解でした。

犬や幼い子を撮る際は、自然な仕草が撮れる距離感を保ちながら、かつ何かある時はすぐに駆け寄れる絶妙な距離感だと個人的に思いました。

※本当は人に見せたいくらい気に入っている姪っ子の写真も沢山あるのですが、プライバシーを考慮して作例で紹介するのは控えさせていただきます。子供の写真を参考にして検討したい方は申し訳ございません。

もう一つ、かなり使いやすい要素が、最短撮影距離が短い(寄って撮れる)ということです。

西日を浴びる桜
F1.8

カメラのセンサーから70cmの距離までピントが合うので、顔のドアップ写真ばかりになってしまいますが、室内でも結構使えます。

シマエナガ人形を咥えようとするチワワ
F2.2 1/160秒 ISO400

とにかく写りが良いので、ギリギリ使える距離の環境であれば極力このレンズを使いたくなってしまい、結果このレンズを付けっぱなしにすることが増えました。

AF(オートフォーカス)の速さ

もう一点、このレンズのレビューで良く見かけた特徴はAF(オートフォーカス)が速いということです。

私はあまり多くのレンズを使用したことがありませんので、あまり他レンズとの比較はできませんが、それでもメチャクチャ速いと感じています。

他の方のレビュー等もふまえて、このレンズで撮れなかった時はどうしようもなかった時だったんだと割り切れています(笑)

一応手持ちのレンズと比較しますと、"SEL55F18Z"もAF自体はかなり速いと思うのですが、例えば犬が歩いているところを撮る時に、動物瞳AFでピントが合っている状態で数枚シャッターを切ると、撮った時は一見ピントが合っているように見えても、後々確認すると若干ズレている(追従性が弱い?)ということが体感1/3くらいで発生します。

なのでSEL55F18Zを使用する時は、余裕を持って数枚撮っておくというのが癖になっていました。

それが、このSEL135F18GMではそのような出来事がかなり減っている印象です。

AFの速さだけでなく、正確性、追従性もピカ一なレンズだと思え、非常に信用しております。

私が付けっぱなしにする理由がおわかりいただけましたでしょうか?

長々と語ってしまいましたが、それだけ気に入っているレンズなのです。

作例

それでは写真を見ていきましょう。

写真は全てAdobe LightroomでRAW現像しております。

散歩中の犬
F1.8

まず絞り開放の写真です。購入した翌日の写真で、多分被写体とは3~4mくらいの距離感だったと思います。

ピント面は拡大して見るとゾクッとするほど解像し、背景は何が写っているのかわからないくらいボケています。

毎日の散歩コースの背景が激変し、これだけで楽しくなりましたね。

日常の風景を非日常感に演出できるボケ具合だと感じました。

またこれだけボケるのであれば、背景は色合いを重視して選べばいいなとも思いました。

犬の顔のアップ
F4

距離1~2mくらいだと思います。この距離感で絞り開放で撮ると鼻とかはかなりボケてしまうと思います。

背景は完全に色の情報だけになっていますね。

ピンクのツツジと犬
F1.8

これは最近撮った写真で絞り開放です。

顔が若干下を向いて平面的になっているので、顔は目以外もあまりボケずにすんでいます。

背景の色はツツジのピンクです。沢山咲いている必要は無く、一部色の濃い部分を選ぶだけで彩ってくれるので、どこでも写真を撮りたくなります。

春の草花と犬
F3.5

花を前ボケにした一枚です。朱色の小さな花とタンポポが咲いていました。

絞り開放だと朱色のボケが大きくなりすぎてしまったので、液晶画面でボケ具合を確認しながら絞りを決めました。

フードを被った犬
F4

これくらいの距離感で撮ることが一番多い気がします。2~3mくらいだと思います。

水浴び後に木の上で乾かすヒヨドリ
F2.8 トリミング

トリミング必須でかなり近づいて撮る必要がありますが、小型の野鳥も何とか撮れることがあります。

これは5m前後の距離感だったように思います。

空を飛ぶカルガモ
F4 トリミング
桜とメジロ
F2 トリミング

被写体を大きく写すことは難しいですが、情景と絡めた写真には何とかなるかなという感じです。

朝日を浴びる鹿
F1.8 APS-Cクロップ(焦点距離約202mm相当)

動物園等では、強烈なボケを活かして柵を消して綺麗に撮れますので、このレンズが大活躍します。

大きな哺乳類の全身を写す目的では割と丁度いい焦点距離な気もします(この写真はカメラのAPS-Cクロップモードを使い焦点距離1.5倍で撮っております)。

朝焼けを写した金色の水辺で泳ぐカモ
F6.3

朝日を反射した金色の水紋が印象的で撮りました。このレンズが捉えてくれる微妙な色合いがとても好みです。

近所の池なのですが、ここも金網に覆われているのをボケで消して撮っています。

よくよく見ると格子状に影が出ているのがわかるかもしれません。

もっと絞りを開いて撮ったら金網は完全に消せたかもしれませんが、複数羽いたカモにできるだけピントを合わせたかったので若干絞って撮りました。

逆光に透ける草と木の陰
F1.8
逆光に透ける草
F2.8

微妙な色合い繋がりで道端の草の写真です。

犬の散歩中にふと西日に透けた緑の色が綺麗だなと感じて撮った写真です。

このレンズやZEISSのレンズでも共通して思っているのですが、目で見てちょっと綺麗だなと思って撮った写真が、「写真で撮ってみるとあんまりだな・・・」ってなることがほぼ無いなと感じています。

大体期待以上に写してくれるので、カメラを使うのがより楽しくなるんですよね。

紅葉と黄葉
F1.8

ポツンと居た黄色い落ち葉が目に付きました。

真っ赤な草
F9

強い日差しを受けて真っ赤に色づいていた葉っぱです。

ぼかしすぎると画面全てが赤くなりすぎ、遠近感が失われてしまうので絞って撮りました。

ゴチャゴチャしていてもピント部とボケが分離してくれているのは、解像感と美しいボケを両立させているこのレンズならではという気がします。

真っ赤な草と犬
F3.5

赤い葉を背景に使うとこんな感じです。

太陽光の照り返しが細かな玉ボケになってくれて綺麗です。

雨上がりの枯れ草
F4

朝露の玉ボケです。個人的にはあまり拘りありませんが、玉ボケの形も凄く綺麗です。

朝焼け空のグラデーション
F11 1/2秒

何枚か風景写真も貼っていきます。抜群の解像性能を活かして風景でも積極的に使いたくなります。

これは朝焼けの写真ですが、とにかく空のオレンジと青の間にある緑色が印象的でした。

その色をしっかり捉えてくれたと思います。シャッタースピード遅いので微妙に枝先ブレていますね。

秩父の夜景
F16 30秒 ISO400

秩父の夜景です。ここはいつか高画素機のカメラで撮ってみたいです。

風景写真を撮りに行くと、何処かしら135mmで丁度切り取れる景色が意外とある気がします。

単焦点なので割り切っているだけかもしれませんが(笑)

満月を覆う雲
F8 1/5秒 トリミング

若干トリミングしていますが、地上数十メートルの建物から満月を撮るとこんな感じで写ります。

余談ですが、このレンズとα7Ⅲの組み合わせくらいの重さ(約1.5kg)になってくると、数千円程度の格安雲台(三脚とカメラを固定する器具)ではしっかりと固定できなくて使い物になりませんでした。
三脚や雲台についても最低限のクオリティのものを用意しなければならなくなってくるなと感じました。

ジグザグに波打つ海岸
F11

海岸線のジグザグ感が面白くて撮りました。

早朝の出航前の羅臼港
F3.5 1/200秒 ISO800

早朝の北海道羅臼の港です。全体の青のトーンが気に入っております。

鳩の大群
F4 1/2000秒 APS-Cクロップ(焦点距離約202mm相当)

近所で一時見かけることができた、野生感満載の鳩の大群を撮った一枚です。

web上では拡大できませんが、拡大して隅々まで見ると一羽一羽の顔までしっかり解像して写っています。

最後はモノクロ写真をご紹介させてください。

モノクロの犬
F1.8

この写真はRAWデータをモノクロで現像したものです。

大して現像時にいじっていないのですが、このレンズで撮った写真をモノクロにすると、非常に階調豊かに光を捉えてくれているように感じられます。

良いレンズだと思います。

水面に煌めく光に集まる鴨達
F5

この写真は"SEL55F18Z"の作例・感想記事でも紹介して語っておりますが、"SEL55F18Z"ではこの豊かな水と光の諧調がここまで出ませんでした。

これは撮影時にモノクロ現像する前提で撮りましたが、いざ現像してみて予想以上に綺麗にグラデーションが出てきて驚きました。

そして同じような仕上がりを期待してSEL55F18Zで撮影して、ここまで違うのかと衝撃を受けたことを覚えております。

作例は以上となります。

感想

写りに関しては、文句無しに私が所有しているレンズの中でNo.1です。

今後は最近購入した、"SEL50F14Z"とじっくり比較してみて違いを見ていきたいと思っています。

使い勝手に関しても、最短撮影距離も手伝って想像以上に良かったです。

丸一日このレンズ一本のみでも全然色々な写真を撮っていけると思っています。

一点だけ、購入して慣れるまでに少し戸惑ったことをお伝えしておきます。

これは望遠レンズを所有している方にとっては当たり前のことですので、初心者以外の方は読み飛ばしてください。

基本的にレンズの焦点距離が長いほど、手ブレも被写体ブレもしやすくなります。

なので、私が使っていた55mmの感覚でシャッタースピードを設定して撮ると、数枚に1枚はブレた写真になってしまっていました。

一般的には、手振れ補正が無い前提として"1/焦点距離"のシャッタースピードであれば手ブレせずに撮れると言われています。

しかし被写体ブレには関係無いことですし、私の主な用途である、サッと取り出してサッと撮り、場合によっては片手で撮ることも有る、という使い方ではもっとシャッタースピードを上げる必要がありました。

折角ですので、私のケースでの具体例を示しておきます。

【犬の散歩中で、のそのそと歩いているスピード感の場合です。】

◎55mmの時は、余裕を持つ場合は1/125秒、少しブレないよう気を使う前提では1/100秒ぐらいで撮ることが多かったです。

これは手ブレの方は全然問題無く、被写体ブレ防止でこのシャッタースピードになった感じです。

◎135mmの時は、余裕を持つなら1/200秒、最低でも1/160秒は欲しいなと感じました。

1/125秒だと結構ブレることが多かったです。

あくまで雑に撮る時の目安です。α7Ⅲの場合はカメラ側に手振れ補正機能もあるので、両手でしっかり構えて息を止めて、という感じで撮れば1/50秒とかでも止めて撮ることはできます。

望遠レンズを手にいれたら、まずご自身の撮り方でブレないシャッタースピードの目安を見つけておくのが良いかと思います。私の例も参考にしてみてください。

AFもこれ以上速いレンズは無いレベルで、本当に文句の付け所がありません。

もし、予算に厳しい制限が無く焦点距離にも強い拘りが無いけど、良い単焦点レンズを勧めてくれと言われたら間違いなくこのレンズをお勧めします。

また、他レンズとの微妙な価格差や、135mmという画角に躊躇している方は、とにかくレンタルでも良いので一旦このレンズを使ってみることをお勧めします。

本当に触ってみればわかるレンズだと思ってます

高い金額の価値が十分あるレンズだと思いますよ。

※高価なレンズですし、SONY純正のレンズは保証も鑑みると、ソニーストアでのご購入がおすすめです。保証についての詳細は下記記事をご覧ください。

また、ソニーストアでは分割手数料0%の時がありますので、高価なレンズもご自分のペースで手が出しやすいです。少しでも早く手に入れて、撮影機会を多く得られることがなにより有難い事だなと購入後に思うことが多いです。

ご検討の一助になりましたら幸いです。

※今回のレンズSEL135F18GM1本のみを使ってスナップした記事を作成しました。

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