【Canon Powershot G16】高級コンデジでの作例①【水中写真中心】

寝ぼけている石垣島のアオウミガメ 作例
作例

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フルサイズミラーレス一眼カメラのα7Ⅲを購入した私ですが、RX100M5Aに関しては今でもダイビングの時や、旅行時のサブカメラとして重宝しております。(G16は流石に出番がほぼなくなってしまいましが、依然所有しております。)

今まで、ただの思い出・記録として撮っていた写真だったのを、初めて"作品"として意識させてくれたのが高級コンパクトデジタルカメラだったように思います。

今回ご紹介するCanon G16で撮った写真が、自分には携帯で撮る写真よりもずっと綺麗に見え、更に最新のカメラになるとどれくらい綺麗に撮れるんだろうと、次に買うことになったSONY RX100シリーズに興味を持つようになっていきました。

そしてそれが一眼カメラを欲しくなることに続いて行きました。

言わば私の原点のカメラですね。

今回紹介する写真を撮影した当時は、構図などに対する知識は何もなく、ただ思うがままオートモードでカメラ任せに写真を撮っていただけです。

そんな何も考えず撮っていたような感じでも(今でも大して考えていませんが)、絵になる被写体で光が十分有るような条件であれば、スマホでしか撮影したことしかない人などからは十分に「綺麗!」と言ってもらえる写真が撮れると思います。

自分なりにはまあ綺麗に撮れたかなと思える作例を本記事で紹介していきたいと思います。

拙い写真ですが、ご参考になれば幸いです。

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使用したカメラのスペック

まず初めに、使用していたコンデジがどんなスペックだったのか軽くご紹介しておきますね。

機種名Powershot G16RX100M5Aα7Ⅲ
センサーサイズ
1/1.7型1型35mmフルサイズ
35mm判換算
焦点距離
28mm-140mm 24mm-70mm レンズ次第
F値
F1.8-F2.8F1.8-F2.8レンズ次第

108.8mm101.6mm126.9mm
高さ
75.9mm58.1mm95.6mm
奥行
40.3mm41.0mm73.7mm
重さ(g)
(バッテリー無し)
314g272g565g
※センサーサイズやF値は、ざっくりと言いますとカメラが光を取り込む量に関わるもので、センサーは大きいほど、F値は数字が小さいほど光が多く取り込め、結果明るく、より綺麗な写真が撮りやすくなります。一言ではとても説明しきれませんので、いずれ知らない方向けに別記事にまとめようと思っております。

G16を購入したのが2015年(発売は2013年)、RX100M5Aは2018年の発売、購入(マイナーチェンジ前のRX100M5が2016年)です。

Canon Powershot G16

canonのpowershot G16
Canon Powershot G16

ダイビングで使えるカメラが欲しくて購入し、3年ほど使いました。

発売から2年経過していて丁度値下がりしていたので、約3万円程度で購入したと記憶しております。

ダイビング向きのカメラを調べていた時、水中で写真を撮るにはカメラ(レンズ)の明るさが重要ということを知り、全然理解していませんでしたが、とりあえずF値が低いこのカメラを選択しました。

当時はセンサーサイズによるカメラの明るさの違いがよくわからず、センサーサイズ関係なしに、ただF値が低いものが明るいと思っていました(笑)なので、センサーサイズが大きくて、ボディサイズも大きいのにF値が小さいカメラ(値段も高い)の存在意義が理解できなかったのを覚えております。

そしてこの機種を選択したもう一つの理由が、Canon純正で水中用のハウジングが発売されているところ。

CANONの防水ハウジングWR-DC52
Canon 型番は "WP-DC52" です。

CANONの防水ハウジングWR-DC52の背面
中に入っているのは乾燥剤です。

カメラをこれの中に入れると、水深40mまで潜って撮影が可能になります。

canonのpowershot G16と水中ハウジングWR-DC52

本体と比較するとこんな感じで、装着するとかなりでかくなります。

純正から発売されていると値段が安く、これは2万円台で購入したと思います(他社製だとアルミ製で質感などはいいですが10万円前後というイメージ)。

バッテリー持ちが結構良く(公称360枚)、ダイビングで1日3回潜ってもバッテリーの心配することは無かったと記憶しています。

ダイビングの休憩中にバッテリー交換が必要になると、船の上でハウジングを開閉する必要が生じます。
その度にハウジングの隙間に塵などが入り、隙間ができて水没してしまうリスクが上がるので、バッテリー交換は極力避けたいのです。

Powershot G16で撮った写真

G16での撮影は全てJPEGで保存していました。紹介する一部の写真は、JPEGデータをLightroom CCで補正しております。

撮影モードは地上ではオートモード、水中はシーンセレクトで水中モードがあるのでそれを使用し、設定は全てカメラにお任せで撮っていました。

この頃はオート以外のモードの使い方を学ぶ気は一切ありませんでした(笑)
今思い返すと勿体なかったなと思ってしまいます。

地上撮影写真

ハワイ島の紫色の夕焼け

ハワイ島の夕焼けです。

ハワイ島の青とオレンジ色の夕焼け

すみません。地上の写真はこれくらいしかお見せできるようなものありませんでした(笑)

ハワイの夕焼けは何で撮ってもまあ絵になりますしね・・・。

一応ボケ感の目安になる写真貼っておきますね。F1.8で撮った写真です。

ソファでくつろぐ犬

ピント部は綺麗に解像し、ピント部から離れるにつれてはうっすらとボケていってるのがわかるかと思います。

これくらいのボケ感(被写界深度が浅いと)ですと、なんとなくで犬の顔にピントが合えば、顔全体がくっきり写ってくれます。携帯電話で撮る時とピントのシビアさの違いを感じることもあまりなく、ピントがずれた失敗写真というのはあまり無かったように記憶しております。

それが何も考えずオートで撮っとけばいいやってなっていた一因のような気がします。

水中撮影写真

G16の主な用途はダイビングでした。

巨大な八丈島のアオウミガメ

私のアイコンにも使用している八丈島のアオウミガメです。

初めての水中撮影で撮れた思い出の1枚です。表情やアングルがお気に入りで、撮った写真を見返して初めて「おおっ!」と思った写真です。

これが初めて知り合いなどに見せたいなと思った写真で、それが少しづつより良いカメラに興味を持つようになったきっかけのような気がします。

彩り豊かな珊瑚と小魚達

沖縄の慶良間諸島の写真です。Lightroomで色鮮やか、くっきりにしています。

透明度の良い海で天気に恵まれ、光の届きやすい浅瀬であれば色鮮やかに写してくれます。

泳ぐロウニンアジ
撮影地:慶良間諸島
マンタのシルエット
撮影地:石垣島

ロウニンアジ(通称GT)とマンタのシルエットです。

ロウニンアジは泳いでるスピードもそこそこ速く、身を翻す瞬間を運よく捉えてくれた一枚です。

マンタの方は海の色のグラデーションが綺麗に出ているのではないでしょうか。

イソギンチャクから顔を出すハマクマノミ
撮影地:慶良間諸島

不思議な色合いのイソギンチャクとハマクマノミです。

イソギンチャクカクレエビ
撮影地:久米島
海底に潜むネムリブカ
撮影地:慶良間諸島

イソギンチャクカクレエビとネムリブカです。

最短撮影距離1cmでこのエビのように小さな生物にも寄って撮ることができます。

水中はある程度の水深まで潜っていくと赤色の光から届かなくなり、青っぽい写真になっていきます。

この海底にいるネムリブカを撮った時は、ガイドさんがライトで照らしてくれていたので、周囲の赤色が写っています。

寝ぼけている石垣島のアオウミガメ
撮影地:石垣島

冒頭の写真にも使った、石垣島のアオウミガメです。

昼寝をしていたようで、結構近寄って撮らせてもらったのですが微動だにしませんでした。

右奥の白いのは別の肩の足ヒレです。かなり透明度の高い澄んだ海ということがわかります。

水中洞窟に光が差し込む

明暗差が激しい所でも、岩の部分は黒く潰れずにちゃんと写してくれています。

この写真はカメラで撮れたまま(JPEG撮って出し)の写真です。Lightroomでシャドウを持ち上げたりはしていません。

写真を振り返って

いかがでしたでしょうか?

沖縄とかは行く度に地上でも夕焼けの写真とかを撮ってはいたのですが、まあ見せられるような写真は無かったです(笑)

携帯電話や、安価なデジカメで使われるセンサーサイズ"1/2.3型"よりは明確に背景のボケ感は出てきて、被写体を立体的に感じられるとは思います。

ただ、ボケ具合は若干なので、見慣れているものを感動するほどグッと引き立ててくれる、という程にまでは至らないと当時の私は無意識に感じており、日常使いまではしていなかったのかなと思います。

とはいえ、ウミガメの写真等は今でもどちらもお気に入りの写真ですし、このカメラがあったから、私は現在フルサイズ一眼カメラを持つに至りました。

フルサイズ機を所有してしまった今の私としては、カメラ未経験者の方でも、どうせカメラを買うなら最初からフルサイズ機を選ぶというのも、長い目で見れば回り道もせず良い選択だと言いたいです(笑)

ですが、どうしても予算の都合はありますし、携帯性を重視する方もいると思います。

G16を買った当時と比べて、今ではもっと大きなセンサーを積んだコンデジが多く発売されており、更にそれらの型落ち品なんかは結構安価に入手できると思いますので、そこからカメラデビューするのも全然ありだと思います。

2020年現在の市場では、G16と同じ"1/1.7型"のセンサーサイズの機種はほとんどなく、高級コンデジといえば1型以上のものが普通だと思います。現在コンデジ検討中の方は是非RX100M5Aの作例もご覧ください。

※現在作例記事作成中

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