SEL100400GM用にRRSの三脚座(レンズフット)LCF-101を購入

RRSの三脚座LCF-101 機材紹介
機材紹介

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最近(2020年5月)SONYのEマウントレンズ"SEL100400GM"を購入しました。

レンズの性能や写りに関しては以前レンタルして使ったこともあり文句無しですが、一点だけ不満な点がありました。

それが、純正の三脚座が使いづらいということでした。

そこで良い代替品の三脚座がないか調べたところ、RRS(Really Right Stuff)のLCF-101というレンズフットが見つかり購入しましたのでご紹介、レビューしたいと思います。

【2024.03.29追記】楽天市場の銀一アウトレットストアにて在庫処分としてお買い得になっているのを発見しました。購入検討されている方はお早めに!

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そもそも三脚座って何?

まずはカメラ未経験者や初心者の方向けに、三脚座とはというところから述べていきたいと思います。ご存知の方は読み飛ばしてください。

三脚座とは、主に望遠レンズなどの「重い」「長い」レンズを三脚等に取り付けるためのパーツです。

SEL100400GMの純正三脚座
SEL100400GMの純正三脚座

重かったり、長いレンズをカメラに取り付けると、重心がレンズ側になってしまいます。

この状態でカメラ本体を三脚に装着してしまいますと安定感が損なわれ、ブレが発生しやすくなったり転倒する恐れが生じてしまいます。

SEL100400GMの純正三脚座とカメラ本体取付け写真
三脚座付きレンズとカメラ

写真を見るだけで、三脚に三脚座ではなくカメラ本体を取り付けたら明らかに安定しないだろうというのは伝わるかと思います。

三脚座はレンズに最初から付属していたり(取り外し可能)、サードパーティーから発売されていたりします。

また、よりブレを軽減するためのレンズサポートという器具もレンズによっては販売されています。そちらは所有しておりませんので、気になる方は調べてみてください。

純正三脚座の不満点

私の使い方と合わないというだけかもしれませんが、私なりに感じた純正三脚座の不満点を挙げていきたいと思います。

カメラ本体を付けないと自立しない。

SEL100400GMの純正三脚座
純正三脚座

これがSEL100400GM購入時に付いてくる純正の三脚座です。

カメラを取り付けた状態でギリギリバランスが取れるよう設計されているのか、三脚座の接地面積が非常に小さく、レンズ単体では自立しません。

上の写真はレンズを抑えていた手を緩めた状態の写真です。手を離すとそのまま前方に倒れてしまいます。

カメラとレンズを外した時に、そのままテーブルに置いておけないのは不満でした。

レンズを縦に置けばいいのかもしれませんが、長さのあるレンズですので、何かの拍子で引っ掛けて倒してしまいそうで私は安心して置いておけません。

カメラ本体を付けても安定性が悪い

こっちのほうが困りました。

カメラを付ければ自立することはしますが、ちょっとでも衝撃が加わると簡単に転倒しそうです。

SEL100400GMの純正三脚座とカメラ本体取付け写真
先ほども掲載した写真。一応自立しています。
SEL100400GMの純正三脚座とカメラ本体取付け時の転倒例
このように転倒しやすいです。

上の写真のように、カメラ側に上からの力が加わると簡単に転倒します。

三脚座の形状を見ても転倒しやすそうなのは明白ですよね。

結局カメラとレンズを付けていたとしても、安心して机に置いておけません。

これが非常に不満でした。

一応写真の三脚座の上に見える丸い留め具を緩めることで、三脚座をカメラの側面や上方向側に回転させ、カメラ本体を地面に接地するようにすることもできます。

しかし、それもカメラの高さよりも本レンズの直径の方が長いため、レンズやマウント部に負担がかかる置き方になってしまうかと思います。

アルカスイス互換じゃない

これは私の運用方法と合わないだけですが、私はカメラ本体にPeakDesignのキャプチャープレートというものを付けております。

※キャプチャーについてはこちらの記事をご覧ください。非常に便利で重宝しています。

このカメラに付けているキャプチャープレートが"アルカスイス互換"となってますので、私が使用する雲台(三脚等とカメラとを取り付ける器具)も全てアルカスイス互換のものを使用しておりました。

アルカスイス互換とは、三脚の雲台等で現状最も普及している規格です。同じ互換性を持った製品には、このプレートを付けたまま装着できるようになっています。

様々な製品の着脱がスムーズになり、非常に便利です。

※アルカスイス互換は各メーカーが謳っている物で、メーカー毎に若干形が違うみたいです。100%統一された規格ではないので、製品毎の相性で取り付けできないということもあるようです。

簡単に言うと、下の写真の雲台上部の黒いパーツの溝が斜めの形になっていて、それとカッチリ合う規格です。

leofotoのミニ自由雲台lh-25
アルカスイス互換の雲台(LeofotoのLH-25)

SONY純正の三脚座を上の写真の雲台に取り付けたい場合は、アルカスイス互換のプレートを付けなければいけません。

そうするとこうなります。

SEL100400GMの純正三脚座とアルカスイスプレート取付け写真
純正三脚座にアルカスイス互換のプレートを装着。

なんだか非常に不格好ですよね。

ただでさえ嵩張るレンズなのに更に嵩張るようになってしまいます。

しかし嵩張るからといって、使用しないときは外すという使い方ですと、素早く手軽な着脱が目的のアルカスイス互換の意味が無くなってしまいます。

また、余分に取り付けたプレートの分重心が僅かに高くなる等、三脚取付け時の安定感に影響を及ぼします。

以上が純正三脚座の不満点です。細かな指摘ですが、ストレスが日々蓄積しそうな内容でした。

RRSのLCF-101を見つける

上記の不満点が私には非常にストレスになりそうでしたので、SEL100400GM購入数日後には代わりの三脚座が発売されていないか検索していました。

調べた結果、Amazonで発売されている数千円程度のよくわからないメーカーの物と、値段は高価ですがRRS(Really Right Stuff)という信頼できるメーカーから発売されている物を見つけることができました。

非常に高額なレンズですし、重いレンズを支える重要なパーツなので、信頼できないメーカーの物を使うのは怖いと私は判断しました。

なので、迷わず高価なRRSの三脚座(海外だとLense Footと記載)の"LCF-101"を購入することにしました。

RSS(Really Right Stuff)とは

カメラを始めてから、本格的な三脚や雲台に興味を持って調べてみると、すぐに目にするメーカーではないでしょうか。

全てアメリカ製で、機材の品質や精度の高さに非常に定評があるようです。

興味がある方は是非調べてみてください。一つ一つの値段の高さにも驚くかもしれません(笑)

今回私にとっては初めてのRRSの機材でしたが、RRS製品の評判の良さを見る限り、ここの物を買っておけば間違いなさそうかなと思いました。

LCF-101の特徴

RRSの三脚座LCF-101の正面
LCF-101正面から。
RRSの三脚座LCF-101
斜め前方から。

製品の写真です。底部の形状を見ていただくとわかるかと思いますが、三脚座自体がアルカスイス互換になっています。

※製品に付いている赤い丸い物は、自分で別途取り付けているストラップのコネクターです。本製品とは関係ありません。

私が所有しているSEL100400GMだけじゃなく、SEL70200GMにも対応しています。

設置面積が純正三脚座より広がり安定性が増しています。純正より大きくなっていますが重量は79gと軽くなっています。※純正の重量調べたのですが出てきませんでした。今度量ってみます。

RRSの三脚座LCF-101の裏面
LCF-101の底面

アルミニウム合金製で強度は高そうですが、肉抜きされて軽量化も図られています。肉抜き部分にストラップも付けやすいです。

また、中心の丸い穴は三脚用のネジ穴2種類のサイズと、QDソケットという物です。

RRSの三脚座LCF-101の側面
側面。取付けノブ側。

側面の写真です。ノブを緩め、ノブの右側に見える黒いレバーを押しながらスライドすることでレンズから取り外すことができます。これは純正と同じ取り外し方です。

また、写真の右先端にシルバーの小さいパーツが見えるかと思いますが、これは購入時は底面側についていました。

本来は雲台に取り付けている時に、急に雲台の締め付けを緩めたとき等に不意な落下を防止する為のストッパーの役割だと思いますが、地面に置いた時の安定性が悪いので、取り外して紛失しないように上側に取り付けています。

純正三脚座とのサイズ比較

純正三脚座と並べて撮った写真を見てサイズを比較をしていきましょう。

RRSの三脚座LCF-101とSEL100400GMの純正三脚座の比較
前から比較

前からの写真。RRSの方が幅広いことがわかります。

RRSの三脚座LCF-101とSEL100400GMの純正三脚座の比較
横から比較

横から見ますと、RRSの方が前にだけでなく、後ろにも結構長くなっていることがわかります。

これにより安定感は相当増します。

高さはほぼ同じですね。次はレンズに装着した写真を見ていきましょう。

レンズに装着した写真

RRSの三脚座LCF-101とSEL100400GMの側面
装着部

レンズに取り付けた写真です。装着部はサイズがぴったしなことがわかります。

色は純正が白に対し黒になってしまいますが、私はそんなに違和感を感じていません。

RRSの三脚座LCF-101とSEL100400GM
レンズ全体
RRSの三脚座LCF-101とSEL100400GM
斜めから

レンズのみでも余裕を持って自立してくれます。安心して置いておける安定感です。

一点だけ、三脚座の長さが長くなった分、人によってはズームリングを回す際に干渉するかもしれません。

私は今の所そこまで気になったことはありません。

RRSの三脚座LCF-101とSEL100400GMとカメラ本体
カメラに取り付け

勿論カメラを取り付けても安定感抜群です。

よほど意図的に倒そうと力を加えない限り、倒れてしまう気配はありません。

leofoto mt-02とlh-25に平行に取り付けたSEL100400GM
ミニ三脚に装着

Leofotoというメーカーのミニ三脚"MT-02"と雲台"LH-25"に取り付けてみました。

こんな小さな三脚でも、脚の開脚角度次第では問題なく使えそうです。

※この写真の開脚角度では不安定で目を離すことができません(笑)もう少し脚を開く必要があります。

leofoto mt-02とlh-25に下向きに取り付けたSEL100400GM
下向き
leofoto mt-02とlh-25に上向きに取り付けたSEL100400GM
上向き

三脚座が長いので、角度によって固定位置をずらしてバランスを取ることが可能です。

写真をご覧いただくと、下向きと上向きの時で三脚の脚を出す方向が反対になっていると思います。

このように角度を付けて固定する時は、重心が偏る方向に三脚の脚を1本出すようにすると転倒しづらいです。

※写真のミニ三脚についてのレビュー記事はこちらです。

使ってみた感想

純正と比べて非常に使いやすいです!

もう二度と純正の三脚座を使うことが無い気がします。

少しでも三脚座に不満がある方には全力でお勧めします。

相当なストレス軽減になると思いますよ。

欠点としては、

  • 値段が高い
  • 販売店舗が少ない

ということです。

値段はアメリカのRSS直営サイトや大手量販店のB&Hで100$でした。

日本で買うと当然もっと高い(1万後半くらい)です。

日本で買う場合には、代理店である銀一のオンラインショップか、ビックカメラに商品がありました。

アメリカから個人輸入で購入した方が若干安いですが、送料やポイントを考えるとそこまで大きな差ではないかなと思い、私はビックカメラで購入しました。

このパーツ部分だけに1万円以上も!?って思うかもしれませんが、使い勝手が非常に良くなり、品質も文句無く本当にストレスが無くなったので、買って大満足しております。

まあそもそものレンズが非常に高額すぎて、それと比べるとパーツ代が安価に感じてしまっている影響も大きいかと思いますが(笑)

三脚座にお悩みの方は是非是非ご検討してみてください。

【2024.03.29追記】楽天市場の銀一アウトレットストアにて在庫処分としてお買い得になっているのを発見しました。購入検討されている方はお早めに!

三脚座を取り付けていた高額なレンズはこちら。

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