段々と購入レンズが増えていき、それも大型で重量のあるものが増えてきました。
当初私が購入したSONYの"α7Ⅲ"と"SEL55F18Z"の組み合わせだけでしたら、カメラとレンズを合わせても1kgにも満たないので、安い三脚でもカメラを支えることはできていました。
しかし、レンズだけで1kg近くある物を使うようになってくると、三脚等もある程度選定する必要があるなと感じてきました。
現在私が重宝している、ミニ三脚とスライドプレート(ロングプレート)をご紹介します。
Leofotoについて
今回紹介する物は、全て中国のLeofoto(レオフォト)というメーカーの物です。
三脚のおすすめメーカーなどを調べていると、割と良く目にするメーカーではないでしょうか。
三脚の有名メーカーとデザインが酷似している物等もあるそうですが、見た目だけではなく、製品の質や精度も評判が良く、かつ品質の割に低価格という評判を良く見かけました。
つまりコスパが良いということですね。
国内正規代理店である「ワイドトレード」の楽天市場店で購入して、カスタマー登録をすれば5年保証ということも謳っておりますので、そちらで買われるのが基本的にお勧めかと思います。
楽天スーパーセールの時は結構セール対象商品が多いので、スーパーセールの度に私は必ずチェックしています。
現在私が使用している通常サイズの三脚"LS-284CLin"等もそのタイミングを狙って購入しました。
※今回ご紹介するMT-02は販売終了商品で安かったため、別の店舗で購入しています。
他メーカーと比べた時の品質の差、コスパの良さという点については、私が他メーカーの物をほとんど触ったことが無いので比べようがありません。その点はあまり参考にならず申し訳ございません。
ただ言えることは、私がLeofotoの商品で実際に使用している物については、特に大きな不満も無く良い買い物ができたなと思っている、ということです。
評判通り良い製品を作っているメーカーだと思います。
MT-02(ミニ三脚)とLH-25(雲台)
商品の写真がこちらです。
非常に小型で気軽に持ち運びできますが、非常にがっしりとした作りで、結構な重量のカメラとレンズの組み合わせも支えることができます。
このミニ三脚シリーズは"脚のみ"および"雲台セット"で販売されていて、更に雲台は複数種類の組み合わせから選ぶことができます。
私が購入した"LH-25"という雲台が恐らくミニ三脚セット用としては一番高価な物だと思います。
LH-25単体で購入すると1万数千円もし、ミニ三脚セットとほぼ値段が変わらないという謎の現象が起きます(セール時に買うと三脚付きの方が安い時もあります)。
※ご興味ありましたら値段見て比較してみてください。
※MT-02は販売終了商品なので後継機のリンクです。
なので、一番お得感が有り、かつ一番重い物も支えられそうなLH-25付きの物を私は購入しました。
MT-02について
Leofotoのミニ三脚シリーズは"MT-01"、"MT-02"、"MT-03"と三種類あります。
MT-01は一番シンプルで、脚が開くか閉じるかの2種類しかありません。
その代わりに耐荷重が一番重く10kgとなっています。
上の写真はMT-02ですが、MT-01はこのように開脚することしかできません。
対してMT-02は、上の写真の状態も含めて3段階の開脚度合いで設置することができます。
このように変化させることができます。
開脚具合を変えられるのは便利ですが、耐荷重は5kgとなっています。
なお、一番狭い状態では、望遠レンズ等を付けるとかなり不安定になってしまいます(後程画像とともに説明します)。
MT-03はMT-02の後継機で、上記の開脚調整に加え、更に三脚の先端に折り畳み式の脚が付いており、不安定な足場等でもバランスを取って設置できるようになっております。
恐らく文章だけでは全然伝わらないかと思いますので(笑)、興味ある方は是非調べてみてください。
LH-25について
こちらが雲台の写真です。
クランプ(雲台上部のカメラと接続する部分)はアルカスイス互換となっています。
※アルカスイス互換って何?という方は下記のページをご参照ください。
小型化する分しょうがないとは思うのですが、クランプの幅が狭すぎて、カメラを着脱する際に誤って落下させちゃいそうで怖いなという不安があります。
自由雲台のボール部分の稼働についてはスムーズで問題無く、固定力も私が持っている中で一番重いレンズ"SEL100400GM”(三脚座含めずに1,395g)でも、しっかりと固定してくれます。
ただし、ノブを緩めると一気に緩んでしまい(フリーか固定か0か10の両極端しかない感じ)、気を付けていないとレンズがガクンとお辞儀することになります。
また、前述のとおりボールの稼働はスムーズですが、動きが軽すぎる分、構図の微調整等は非常にやりづらいです。
とはいえ、ここまで小型な雲台にそこまで求めるのは酷かなとも思いますので、望遠レンズをしっかりと固定してくれるということを評価したいと思います。
前述したSONYの"α7Ⅲ"と"SEL100400GM"の組み合わせ、約2kgの重さです。
最開脚状態であれば、なんなく置いておけます。
脚が一番狭い状態でも乗っけておくことはできます。
ですが、見るからに不安定そうですよね(笑)
実際、何とか置いておけるだけで、少し触ったり振動があったら倒れてしまいそうな気がして、目を離すことができません。
できるだけ重心位置を考慮してカメラを取り付けることと、三脚の脚を出す方向を工夫することで、一応こうやって保持することも可能です。
一応できるだけですよ。絶対に目は離せません(笑)この写真を撮る時も冷や冷やしながら撮っています。
今度は一段階脚を開いてみました。ここまで開いていると、割と安心して置いておけます。
カメラから離れてこの写真を撮っていても、この状態なら不安が無かったです。
とりあえず、雲台がしっかり固定してくれるということは伝わりましたでしょうか。
頑丈なミニ三脚が欲しいという方にはお勧めです。
※紹介した自由雲台LH-25のクランプをより大きな物に交換してみました。
NR-140(スライドプレート)
先ほどまでの望遠レンズ装着の写真では、レンズに三脚座が付いていたので、それで重心バランスを取りながらカメラと三脚を取り付けて安定させることができていました。
しかし、重量はあるけど三脚座が無いレンズの場合、不安定になったりブレやすくなったりしてしまいます。
私が所有しているレンズの中では、"SEL135F18GM"(約950g)が該当します。
このようなレンズです。カメラ本体よりレンズの方が重たいので、三脚に取り付けるとどうしても安定しづらくなってしまいます。
実際、私は通常の三脚と雲台はLeofotoの"LS-284CLin"とSIRUIの"K-20X"という物を使用しているのですが、それらにこのカメラとレンズを取り付けた時に、数秒の露光でもブレブレになってしまったことがあります(急いでセッティングしていて設定ミス等もあったうえでですが)。
そのような経験があったので、ロングプレートを購入しました。
このような商品です。右側のカメラ取付け部、及び下部の目盛りが書いてある部分共にアルカスイス互換となっています。
上の写真のように三脚に取り付けます。長さがあるので、最適な重心位置で固定できます。
このNR-140以外にも、NR-100、NR-200という製品も有り、プレートの長さが変わってきます。
100が一番短く、200が長いです。140くらいが持ち運ぶにもちょうどいい大きさかなと思い、私は140を選択しました。
実際にSEL135F18GM付きのカメラを取り付けた写真です。
ロングプレートを使わなかった時は、少し触ったら倒れてしまいそうな安定感しかなかったのですが、プレートのおかげで大分安定しました。
このようにカメラを傾けても安定しています。
ミニ三脚で見上げる構図等を作れるのは、荷物の大幅な軽減になりますし非常にありがたいです。
上の写真と同様のカメラ、レンズ、プレートと、先述した三脚と雲台"LS-284CLin"と"K-20X"の組み合わせで10秒露光したところ、しっかりとブレずに撮ることができました。
ちょっとわかりづらいですが、拡大して見ても、電線等ブレずに写っています。
プレートを使わなかった時は数秒でブレてしまうこともあった(特に強風の時)ので、差は歴然です。
この写真撮影時も天気が荒れていたので、かなり強風が吹いていました。
また、これ以外にもマクロ撮影の際に、被写体とレンズをかなり近づけた状態で三脚に固定する時等にも活躍してくれています。
少し重めのレンズをお持ちの方にはお勧めできると思います。
以上、買ってよかったなと思えた便利なアイテムのご紹介でした。
※普段使用している通常サイズの三脚と雲台はこちらの商品です。
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