PeakDesign”Capture”の実用可能な耐荷重について【SEL135F18GM】【SEL100400GM】

Peak designキャプチャーとカメラ取付例 機材紹介
機材紹介

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私が普段カメラ(SONYのα7Ⅲ)を持ち歩くのに愛用している物が、PeakDesign(ピークデザイン)のCapture(キャプチャー)という非常に便利なアイテムです。

今回は、私にとって必需品となっているこのアイテムの耐荷重や使用感について、実用例に基づいて語っていきたいと思います。

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Captureとは

peakdesignのキャプチャーV3
Capture V3

Captureとは、上記写真に写っている物が本体で、これをリュックの肩紐やズボンのベルト等に取り付けます。

そして、これに対応するプレートをカメラに取り付け、カメラとCaptureを連結させ、固定する道具です。

私が所有しているのは、現行品の3世代目となるCapture V3です。金属製の頑強な作りです。

peakdesignのキャプチャーを開いたところ
ネジを緩めて開いた所
peakdesignのキャプチャーとプロパッドを斜めから
別売りのProPadに装着

このように、ネジを緩めて開き、リュックの肩紐や写真のような道具に取り付けます。

ちなみに、写真の道具は別売りの"ProPad"というもので、ズボンのベルトに付ける際の補助になります。

キャプチャーを直接ズボンのベルトに取り付けると、キャプチャーが横向きの状態で取り付けることになります。

横向きに取り付けても使うことはできるのですが、後程説明するキャプチャーの脱着ボタンと身体が、屈んだりする際に干渉し、不意な落下を誘発する恐れがあります。

peakdesignキャプチャーのプロパッドへの取付け方
プロパッドの内側

ProPadを開くとキャプチャーを通せるようになっています。通す部分の上下も縫われていますので、重い物を取り付けても、キャプチャーがProPadからストンと滑り落ちる心配は無さそうです。

とはいえ、縫い目にあまり負担をかけると何が起こるかわからないので、取付け時はしっかりキャプチャーのネジを締めて固定するようにしましょう。

peak designのキャプチャープレート
キャプチャープレート取り付け図

カメラ側にこのような専用プレートを取り付けます。しっかり六角レンチで締め付けましょう。

このプレートはアルカスイス互換となっており非常に便利です。

アルカスイス互換とは、主に三脚の雲台等で現状最も普及している規格です。同じ互換性を持った製品には、このプレートを付けたまま装着できるようになっています。

なので、キャプチャーからカメラを取り外した時に、プレートを付けたまま、そのまま三脚にカメラを取り付けることができます。

様々な製品の着脱がスムーズになり、非常に便利です。

※アルカスイス互換は各メーカーが謳っている物で、メーカー毎に若干形が違うみたいです。100%統一された規格ではないので、製品毎の相性で取り付けできないということもあるようです。

PeakDesignのCaptureのスイッチと取り付け方の説明写真
脱着スイッチと取り付け方向

図のように、青い矢印の方向に、カメラに取り付けたプレートを滑り込ませて、装着します。

外す時は、赤い丸の部分のスイッチを押しながら、カメラを上に引っ張れば外すことができます。

スイッチを回転させることで、押すことができないようロックすることも可能です。

Peak designキャプチャーとカメラ取付例の側面
取付けイメージ

ズボンのベルトに、ProPadを使ってキャプチャーとカメラを取り付けると、このようになります。

Captureのメリット

私が思うキャプチャーを使うメリットは以下のとおりです。

  • 撮りたい時にすぐに取り出せる
  • とっさに両手を空けたい時に対応しやすい
  • ネックストラップと違って、身体の前でぷらぷら揺れない
  • ネックストラップと違い、レンズが下を向くので嵩張らず、ぶつけにくい
  • 屈んだりする際に、ストラップと違って地面にぶつけたりする心配が少ない
  • カメラとレンズの重量次第では、問題なく走ったりすることも可能
  • ズボンのベルトに付けている場合は、腰でカメラを支えるので、ストラップ程カメラの重さを感じない

こんな感じですね。

思った以上にしっかり固定されるので安心して使えますし、長時間付けていても、首や肩が痛くならないので非常に重宝しております。

私は犬の散歩時や、幼い姪っ子と屋外で遊びながら写真を撮ることが多いです。なので、とっさに手を空けられて、かつシャッターチャンスを逃しづらくなるこのアイテムが不可欠となっております。

Captureのデメリット

デメリットとしては、

  • カメラをむき出しの状態で持ち歩く不安
  • 身体+カメラの幅になるので、慣れるまで狭い通路等でカメラをぶつけそうになる
  • 別途鞄も持っていないと、不意に雨などが降ると非常に焦る
  • スウェット等、ベルトが付けられないズボンで出かけられない
  • ProPad運用だと、ベルトやズボンのベルトループに負荷がかかる
  • ProPadを腰に付けていると、座る時に若干邪魔に思う

こんな所でしょうか。不安感やぶつけそうになる距離感等は、すぐに慣れて気にならなくなりました。

犬の散歩の時などでも、スウェット等の動きやすいズボンでは出かけられなくなりましたが、ズボンの不便さよりも、キャプチャーが使えない不便さの方が大きくなり、私は気にならなくなりました。

数時間レベルで出かけるときは、元々カメラ用の鞄も持ち歩くので、急な雨などに困ったこともほとんどありません。

不安感の払拭は、カメラの保証による部分も非常に大きいです。詳細はこちらの記事で。

購入当初想定していた組み合わせ(SEL55F18Z)

実際の使用感ですが、まずは購入当初していた組み合わせから見ていきたいと思います。

カメラ本体がSONYのα7Ⅲ(重量約650g)とレンズもSONYのSEL55F18Z(重量約281g)合計約931gです。

フード付きのsel55f18zとa73のコネクト側側面
α7ⅢとSEL55F18Z

※私の使用方法は、全てProPadを使って、ズボンのベルトに取り付けての運用です。鞄に付けたことはありません。

使用感

この組み合わせですと、全く問題なく使用できています。

キャプチャーのネジを、特別意識することなく普通の意識でしっかり締めるだけで、ジョギングレベルであれば走った後に確認しても、キャプチャーがProPadからずれていた、ということは記憶の限りではありません。

ちなみに全力疾走する時は、カメラのグリップを右手で軽く持って支えながら走っています。

流石に手で支えずに走るのは怖くて試したことがありません(笑)速く走るとカメラ結構揺れますしね。

手で支えていれば、全力疾走でも何ら問題は無いです。犬の不意のダッシュにも対応できています。

また、これくらいの重量であれば、ズボンのベルトループへの負荷もあまり感じない気がします。

ベルトについては、私は革のベルトを使用していますが、若干使用した跡と重さによる変形が見られると思います。

これは仕方がない事だろうと割り切っています。

なお、私が所有している2番目に重いレンズである"SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO"(約570g)との組み合わせ合計約1,220gでも、ほぼ同じような感覚で使用できています。

現在の最大使用重量(SEL135F18GM)

次に、私が実際に使用している最重量の組み合わせの場合を見ていきます。

カメラ本体がSONYのα7Ⅲ(重量約650g)とレンズもSONYのSEL135F18GM(重量約950g)合計約1,600gです。

フード付きのsel135f18gmとa73
α7ⅢとSEL135F18GM

こんなごつい組み合わせでも腰に付けて使っています(笑)

この組み合わせでは、少し気を使いながらであれば、問題なく使用できている、という感じです。

流石にSEL55F18Zと同じ感覚で使用できる、というわけにはいきません。

締め付けのコツ

しっかり意識してネジを締めないと、カメラを取り付けて歩いている内に、気づいたらキャプチャーがProPadから若干ズレ落ちている、ということが頻繁に起こります。

コツとしては、ネジを締める際に、この赤丸のロゴあたりの部分をギュッと押しながらネジを締めるとより強く締めることができます。

これをするようになってからは、この組み合わせでも、歩いているうちにズレてくるということがなくなりました。

またネジを手で回すと、ネジ周囲のギザギザが痛い時もありますので、私はTシャツなどを間に挟みながら思いっきり締めています。

キャプチャーには、写真の手で回せるネジ以外にも、六角レンチで締められるネジも付属しています。

不安な方で手間を惜しまない方や、鞄に付けるので頻繁に着脱しない、という方はそちらのネジを使用するのがいいと思います。

歩いてみて起こること

上述しましたとおり、SEL55F18Zと同じような感覚でネジを締めるだけですと、歩いているうちに少しずつズレ落ちてきます。数分置きにキャプチャーの状態を確認してしまいます。

また、重さを腰で支えているので、ネックストラップでの運用と違って首や肩が痛くなる、という辛さは無いです。

ただしこの重さですと、ズボンとベルトが結構地面方向に引っ張られている感覚が有り、ベルトとベルトループにはかなり負荷がかかっているなという感覚が有ります。

伸縮性のあるズボン等ですと、まともに使えないかもしれません。

走る時

これはSEL55F18Zと同様に、手で支えていれば問題なく走れます。

犬の全力疾走にも対応できています。

なのでこの組み合わせでも不自由はほどんと感じていません。

まとめ

重量約1.6kgまでは、しっかり意識してネジを締め付ければほぼ不自由なく使用できています。

ただし、ズボンやベルトへの負荷を考慮するとこれくらいが限界かなと感じています。

一応交渉の耐荷重を英語の公式サイトで調べたところ、驚きの90kg以上との記載がありました(笑)

金具自体は非常に頑丈なのでしょう。

なので、リュックの肩紐に取り付ける場合等にはもっと重い重量の組み合わせでも運用できるのではないでしょうか。

私が次に欲しいレンズが、SEL100400GMという重さ約1,395gというレンズなので、もし購入したら合計2kg越えでの使用感を試してみたいと思います。

※2020.05.06追記

新たにSEL50F14Z(約778g)とSEL100400GM(約1,395g)を購入しましたので使用感記載します。

SEL50F14Zは、SEL135GM(約950g)に結構近い重量ですが、ズボンやベルトへの負担を感じることがほとんど無く、どちらかと言うとSEL55F18Zと同じような使用感で使用することができました。

ちょうどSEL50F14ZとSEL135F18GMの200g無いくらいの差が使用感が結構変わる境界線だと思いました。

SEL100400GMでは、なんとか付けられなくもないなという印象でした。

金具自体の強度は全く問題ないですが、ズボンとベルトにかなり負荷を感じ、歩いているとかなり気になり気を使います。

また、レンズが長いので、歩くたびに太ももに当たるのと、レンズが揺れるのが気になります。

SEL100400GMでの結論としては、

  • 一瞬手を空けるための一時しのぎとして腰に装着する分には問題無し
  • 腰に装着して歩き続けるのはかなり気になるし使いづらい
  • 強度の高いリュックの肩紐などにキャプチャーを固定する運用方法では全然使えそう

こんな印象を受けました。

※2021/04/16追記

結局その後は、"SEL100400GM"も普通にCaptureを使って腰からぶら下げています(決して快適では無いですが)。

ただ、どうしてもズボン側のベルトがへたってきてしまうので、最近thinkTANKphotoのオーバーベルトを購入してみたところ、かなり快適に大型のレンズを持ち歩けるようになりました。

下記に該当箇所のリンクを貼っておきますので、ご興味あれば是非ご覧ください。

なお、ネックストラップと違って、キャプチャーから取り外すカメラの使用中は誤って落下してしまう危険が伴います。

なので、私はリストストラップと併用しております。

同じPeakDesignのCUFF(カフ)というリストストラップなら、着脱が楽で、腰にカメラを付けている時に、ストラップが邪魔にならずお勧めです。

※CUFFについての詳細は下記の記事をご覧ください。

以上のように、キャプチャーは非常に便利で、私にとって代えの効かないアイテムとなっております。

最近、鞄にもキャプチャーを付けっぱなしにしたいと思い、もう一つ追加購入しました。

非常にお勧めできるアイテムです!

※ProPadとのセット売りもあります(値段は単品販売と変わらないですが)。

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