【撮影記】真冬の知床羅臼へ野生動物を撮りに行く⑦【シマエナガとエゾリス】

ガッツポーズをしているようなエゾリス 撮影記
撮影記

◆当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

今回のページは下記リストの下線部分に該当します。

前回述べたとおり、流氷クルーズが予定より早く終了しましたので、帰りの飛行機に乗る前に急遽寄り道して撮影をすることにしました。

※前回記事はこちら。

既に目的であるオオワシ、オジロワシ、キタキツネ、エゾシカ等は撮ることができたので、できればシマエナガエゾリスを撮れたら嬉しいなと思っていました。

中標津町周辺を調べてみたところ、直感的に丸山公園という所が良さそうな感じがしましたので、そちらへ行ってみることにしました。

結果は大正解でした!

ということで撮った写真を紹介していきたいと思います。

※各ページへのリンクまとめはこちら。

スポンサーリンク

丸山公園での撮影

使用機材は、カメラ本体がSONY"α7Ⅲ"、レンズは同じくSONY"SEL100400GM"の組み合わせで撮っています。

全て手持ちで撮影、RAW現像しています。

丸山公園に着くと、私以外にカメラを持った方が数名いるような感じでした。

公園内に川も有り、木も沢山植えられていますので野鳥等は多くいそうな気配がします。
あまり広くない公園ですので、探索がしやすく個人的には凄くちょうどいい感じの公園だなと思いました。

基本的な歩道以外は雪が積もっていますので、木の近くに行こうとする時等は積もった雪面に足を突っ込んでいく必要があります。
人の数が少ないため、雪が踏み固められた通り道等はほとんど無かったように記憶しています。

エゾリス

駐車場から公園に入って数メートル進んだ所でアカゲラ等の写真を撮っていると、いきなり目的の一つであるエゾリスが近くに姿を現してくれました。

木のみをかじるエゾリス
焦点距離400mm F5.6 1/1600秒 ISO320 

ちょうど木に登る場面に遭遇し、登った所で木の実を齧っていました。

初めて見た感想は「デカっ!」でした(笑)

ガッツポーズをしているようなエゾリス
焦点距離400mm F5.6 1/1600秒 ISO320 

木の実を食べ終えて、こちらに気づいたようです。

胸の前で手をグーにするポーズが可愛かったです。また実際は違うのですが、髭周辺の皺が口角の上がった口のように見えてニヤリとしているようにも見え、まるでエールを送っているかのような振る舞いに見えました。

お気に入りの一枚です。

木の枝の上を走るエゾリス
焦点距離400mm F5.6 1/1600秒 ISO320 ノートリミング

そのまま木の枝を駆けていきました。動きは結構すばしっこかったですね。

なお動物瞳AFがちゃんと作動したかどうかは覚えていません。参考にならずすみません。
恐らく瞳AFに頼らず拡張フレキシブルスポットSでピントを合わせていたかと思います。

この後一旦姿を消してしまいましたが、基本的にずっとすぐ近くをウロチョロしていたようで、その後も何度も姿を見かけてその度に写真を撮りました。

こちらを向くエゾリス
焦点距離400mm F5.6 1/2000秒 ISO640 

雪が積もっている場所が基本でしたので、逆に貴重だった色のある地面での写真です。

雪原のエゾリス
焦点距離400mm F5.6 1/2000秒 ISO640 

目がキラッキラです。

こんな感じで基本的に地面は雪だらけでした。

雪原で立ち上がるエゾリス
焦点距離400mm F5.6 1/2000秒 ISO640 

不意に立ち止まります。

急に止まって、急に動き出してという感じで動きを予測するのが難しかった印象です。

雪原で立ち上がるエゾリスの横顔
焦点距離400mm F5.6 1/2000秒 ISO640 

同じ場面で完全な横顔になった瞬間です。意外と精悍な横顔でした。

飛び跳ねるエゾリス
焦点距離400mm F5.6 1/2000秒 ISO640 

基本的にこちらと距離を保ちたがっていたのですが、不意にこちらに向かって走り出してくることもありました。

上の写真は、ほんの僅かにしかトリミングしていません(長編6000ピクセル→5600ピクセル)。

シマエナガ

もう一つの目的だったシマエナガも駐車場から入って割とすぐの木であっさりと複数羽見つけることができました。

つららをなめるシマエナガ
焦点距離400mm F5.6 1/1000秒 ISO500 

肉眼では何をしているか全然わからず、後から見返してもこの白い物体は何だろうと思っていたのですが、後日調べるとどうやら氷柱を舐めることがあるみたいですね。

水分補給をしているようです。

うたた寝をしているようなシマエナガ
焦点距離400mm F5.6 1/1000秒 ISO500 

枝に寄りかかってうたた寝をしているかのような一枚です。

シマエナガも予想以上にすばしっこく、常に忙しなく動き続けていました。

その分、後から写真を見返すと様々な表情を見せてくれていて、人気がある理由が良くわかった気がします。

ちなみに現地では、小さすぎるのと動きが速すぎることから、表情や仕草などをじっくり観察する暇は一切ありませんでした(笑)
写真や動画などで後からじっくり観察した方が良さがわかる動物だなと思いました。

シマエナガを下から
焦点距離400mm F5.6 1/2000秒 ISO640 

木の枝が入り組んでいる場所を飛び回っているので、ファインダー内に収めることも、ピントを合わせることも難しかったです。

また、丸山公園での撮影はメモリーカードの残量も気にして連写モードにはせず、一枚一枚シャッターボタンを押していました。
今思い返すと絶対に撮り逃した瞬間もあっただろうなと思います。

シマエナガの背中
焦点距離400mm F5.6 1/2000秒 ISO640 

後ろ姿もまん丸で可愛かったです。

長い尾羽のせいで串に刺さった団子や飴の様に見えました(笑)

見上げるシマエナガ
焦点距離400mm F5.6 1/2000秒 ISO640 

見上げて何かを考えているような表情にも見えます。好きな表情の一枚です。

これは被写体の手前の木の枝がボケて被写体に被っていますので、被写体の色合い等が若干薄い感じになっています。

木の枝に寄り添うシマエナガ
焦点距離400mm F5.6 1/2000秒 ISO640 

本当に仕草や表情が豊かな小鳥だと思いました。いちいち可愛いです。

シマエナガ
焦点距離400mm F5.6 1/2000秒 ISO640 

いつまでも撮り続けていられそうでしたが、あっという間に飛行機の時間が近づいてきましたので程々で切り上げました。

その他の野鳥

木に留まるハシブトガラ
焦点距離400mm F5.6 1/1600秒 ISO320 

公園に入って最初に撮ったのはハシブトガラと思われる鳥でした。

何気に日本では北海道でしか見ることができない鳥の様です。

上下逆さまに留まるゴジュウカラ
焦点距離400mm F5.6 1/1600秒 ISO320 

ゴジュウカラです。

どうやらこのように頭が下向きの状態で歩ける野鳥は日本ではゴジュウカラだけみたいです。全然知らなかった。

木をつっつくアカゲラ
焦点距離400mm F5.6 1/1600秒 ISO320

アカゲラです。公園に入ってすぐに木をコンコン叩く音が聞こえてきたので、キツツキが居るなというのは感じていました。

この頃は数種類の野鳥しかまだ撮ったことなかったので、全てが新鮮で見れて嬉しかったです。

木をつっつくアカゲラ
焦点距離400mm F5.6 1/1600秒 ISO320

頭上に伸びた枝でしたので、真上を見上げて撮ったように記憶しています。

雪降る川を泳ぐオオハクチョウ
焦点距離400mm F5.6 1/2000秒 ISO640

水辺にはハクチョウもいました。

木を駆け上るキバシリ
焦点距離400mm F5.6 1/3200秒 ISO640

キバシリという鳥かと思います。

こちらもシマエナガみたいに小さくて丸く、とても印象に残っています。

こんな感じで、長居できない状況でも多くの動物を撮ることができ、非常に満足できました。

また羅臼に来た時は立ち寄る価値のある公園だなと思っています。

終わりに

2020年の羅臼撮影記は以上となります。
いかがでしたでしょうか。

機材も撮影ポイントもぶっつけだった割には、比較的思い通りに撮ることができ、思い付きで行った先では撮りたかった動物に出会うことができるという運にも大変恵まれた、大満足な旅行でした。

もうとにかく楽しくて仕方がなかったというのが第一で、まだまだ北海道で撮れていない被写体も多く有りますので、帰る頃には再訪することを考えていました。

また行く時は、再び「オオワシとオジロワシと朝日と流氷」の組み合わせを狙うのと、タンチョウシマフクロウエゾフクロウエゾモモンガ等を撮ってみたいなと思っております。

※各ページへのリンクまとめはこちら。

※今回撮影に使用した機材はこちらです。

今回の旅行で撮影したお気に入りの写真をまとめた、電子写真集をAmazonのKindleで出版しました。

Kindle Unlimitedに加入されている方は無料で読めますので、是非ご覧いただけますと幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました