【撮影記】都会のオアシス等々力渓谷で写真を撮ってきました【α7Ⅲ】

岩に寄り添い伸びる小さな草 撮影記
撮影記

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当サイトではレンズ別による作例記事等を作ってきましたが、撮影に訪れた場所毎に撮った写真をまとめた、このエリアでこんな写真が撮れるという情報も発信していければなと思い、撮影記というカテゴリも作ってみました。

第一回目は、2019年の真夏に撮りに行った「等々力渓谷」での写真をご紹介していこうと思います。

私はカメラで何かを撮りに行こうと思い、写真スポットを調べた際に初めてここの存在を知りました。

東京の23区内でこんなに木々が生い茂る場所があるなんて全く知らず、現地に行ったときは驚き、都会の喧騒を忘れられる良い場所だなと思いました。

この場所を知らない方、行ったことの無い方に、写真を通じて当時の私と同じように、こんな場所があったのかと思っていただけたら嬉しいです。

また、極力使用レンズや機材も記載していく所存ですので、機材の作例としてもご参考になれば幸いです。

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等々力渓谷とは

等々力渓谷は東京都世田谷区にある、都内唯一の渓谷とのことです。

東急大井町線「等々力」駅 徒歩3分とアクセスしやすい場所に都内とは思えない自然が広がっています。

等々力駅から歩いて渓谷に入り、進んでいくと奥に等々力不動尊があります。

今回はその等々力不動尊までの道を往復してみました。

また、その道中には日本庭園や古墳など、いくつかの見所が有ります。

使用機材

撮影機材ですが、カメラ本体はSONYのフルサイズミラーレス一眼カメラ"α7Ⅲ"です。

レンズについては、今回前述のルートを往復してきましたので、往路をSAMYANGの”AF24mm F2.8”、復路をSONYのZeissブランド"SEL55F18Z"で撮ってきました。

まだカメラを買って2ヶ月経っていないくらいの頃でしたので、当時はこの2本しかレンズを所有しておらず、レンズ選択の余地はなかったです。

フード付きのSEL55F18Zとa73
α7ⅢとSEL55F18Z

三脚等は使用せず、全て手持ちで撮影しました。

写真は全てRAWで撮り、AdobeのLightroomでRAW現像しています。

等々力渓谷での写真は、使用レンズの作例記事でも数枚使用しております(特にSAMYANG 24mm)。

折角なので、今回の記事では他の記事で使用していない写真のみを取り上げました。

ですので、もし他の写真もご覧になりたいと思っていただいた場合には下記のレンズ記事のリンクもご参照いただければと思います。

往路写真(SAMYANG AF24mm F2.8)

それでは写真をお見せしていきたいと思います。まずはSAMYANG AF24mm F2.8で撮った写真です。

レンズ名称のとおり、焦点距離は24mmの単焦点、最小F値は2.8のレンズです。

シダ植物などの木々
F2.8 1/40秒 ISO320

渓谷に入ってすぐの写真等は、レンズレビュー記事で使ってしまっていたので、渓谷に入り少し進んでからの写真です。

シダ植物?が非常に印象的で、薄暗くじめっとした雰囲気を写しました。

既にこの時点で東京23区内とは思えない異質な空気を感じます。

見上げて撮った木々
F6.3 1/40秒 ISO400

有りがちな上空を見上げて撮った写真です。

いかに木々に囲まれているかがわかりますね。

上空を撮る時は明るさが増すので、絞りを絞る余裕が出てきます。

ただ、この日は全体的にそうですが、ISOをあまり上げてしまうことを躊躇い、シャッタースピードが遅めの設定になっています。

油断すると手ブレしてしまうシャッタースピードで、微妙にブレている写真が結構ありました。

カメラを購入したばかりの頃はやたらとISO感度をなるべく抑えたがり、結果かなり暗めに撮ることが多かったです。

色々と撮って現像しているうちに、無理して低感度で暗く撮って現像時に明るくするよりも、撮影時に普通にISO感度を上げて適正な明るさで撮る方が、現像時の手間も少なく、変な破綻等も無く、結果綺麗なデータになるのかなと思うようになりました。

※ただし中途半端が一番駄目な印象です。中途半端にISO感度を上げて、それでもまだ暗い状態の設定で撮ってしまうと、現像時に暗部を持ち上げた時のノイズが相当目立ってしまうかなと思っています。

見上げて撮った木々
F5 1/50秒 ISO500

縦構図の写真です。

2本の木の生え方が印象的で、対角線に伸びるように撮りました。

何となく木の動き等が感じられて、気に入っている1枚です。

湿った空気の木々
F2.8 1/40秒 ISO100

とにかくじめっとした空気感、湿度を写したくて撮った一枚です。

ちょっとうろ覚えですが、前日の夜に雨が降り、当日は薄曇りでしたが非常に蒸し暑い天気だったような気がします。

仏像と岩壁の苔
F2.8 1/60秒 ISO100

大分進んで行き、等々力不動尊の麓(階段の下)あたりまで来ると、不動の滝という非常に小さな滝が有り、その周辺に仏像等が有りました。

なお、滝は余りに小さすぎたので写真撮っていません(笑)

これも奥の苔などの質感が印象的で、仏像はおまけで前ボケで入れたという感じですかね。

後程、復路でもレンズを変えて同じ場所で撮っております(ピント合わせる部分は変えていますが)ので、あまり参考にならないかもしれませんが、比較してみてください。

見上げて撮った竹
F2.8 1/160秒 ISO100

不動の滝から階段を登っていけば等々力不動尊、登らずに横道を行けば日本庭園、という感じの分岐でしたので、先に日本庭園の方に行きました。

竹林等が立ち並ぶ趣きある場所でした。これも定番の見上げて撮った写真ですね。

竹林と木々の庭園
F8 1/60秒 ISO200

縦に長い木は当然ですが縦構図が写し易いですね。

これも日本庭園内です。様々な木々が生えているのがわかります。

岩壁の苔と木
F2.8 1/250秒 ISO100

日本庭園の外側から擁壁についた苔を撮った写真です。

この頃はカメラ買ったばかりで、苔を撮るだけで楽しかった記憶があります(笑)

木々に佇む等々力不動尊
F5 1/40秒 ISO250

階段登って等々力不動尊の方に向かいました。

階段途中での一枚です。

等々力不動尊の建物
F3.5 1/40秒 ISO80

階段登りきってから、建物の一部を写した写真です。

導線とか配置が何となく嫌いじゃない一枚です。

枯れ始めた紫陽花
F2.8 1/320秒 ISO100

往路最後の写真、枯れていく紫陽花の写真です。

SAMYANGのレンズもしっかり解像はしていますよね。

復路写真(SEL55F18Z)

ここから後半戦、"SEL55F18Z"というレンズでの写真です。

私はこのレンズを大変気に入っておりますので、このレンズを付けて一枚撮ってみた瞬間から、自分のテンションが一段階上がったのを良く覚えております(笑)

手水舎の龍
F1.8 1/250秒 ISO100

等々力不動尊の手水舎です。

別アングルの写真はレンズレビュー記事でも使いました。

レンズが変わったことで、解像感に加え立体感や影の階調等がより豊かになった気がします。

木漏れ日のボケ描写
F1.8 1/60秒 ISO100

ピンボケさせて、木漏れ日の玉ボケを撮ってみました。

仏像の前ボケと蜘蛛の糸
F1.8 1/60秒 ISO100

往路でも紹介した写真と同じような場所から撮りました。

今回は仏像と苔の岩壁との中間にある葉と蜘蛛にピントを合わせました。

24mmF2.8とのボケ量の違いがわかるかと思います。

赤い灯り
F1.8 1/60秒 ISO100

灯篭を撮りました。

特に何の工夫も無く只写しただけですけど、立体感が凄いと思いました。

本当に何撮っても楽しいレンズだと思います。

ただweb上ではわかりづらいと思いますが、この写真は拡大して見てみると微妙に手ブレしていて全体的にモヤっとした写りになっちゃっています。

要反省ですね。

切り株と苔
F1.8 1/50秒 ISO100

道中にあった切り株です。

ピント合焦部の解像感、カリカリ感が凄いと思った一枚です。

奥の黄色い葉が程良いアクセントになってくれたかなと思っています。

変わった形の木の根
F1.8 1/80秒 ISO100

木の根っこの生え方が面白かったので撮りました。

全力でアスファルトを避けていますね。

見上げて撮った木々
F1.8 1/800秒 ISO100

こちらのレンズでも木を見上げて撮ってみました。

おそらく手前の葉を前ボケにしたくて絞り開放で撮ったのでしょうけど、奥の葉と重なってわかりづらいですし、ここは絞って撮った方が良かった気がします。

記事作成していて思いましたが、反省点が有るような写真も載せることで、自分にとっても良い振り返りになりますね。
こういう機会が無ければなかなか見返さないような写真も見直す良い機会になりました。

倒木と苔と草
F1.8 1/100秒 ISO100

この写真はカメラのモニターで見た時は、物凄く良い質感と雰囲気の描写で気に入っていた写真です。

ですが、RAW現像したことによってその雰囲気が若干損なわれた気がしています(笑)

Jpeg撮って出しの方が良かったと思った私にとって稀な例ですけど、Jpegデータは保管せず破棄してしまいました。

岩に寄り添い伸びる小さな草
F1.8 1/100秒 ISO100

この写真は結構気に入っています。

岩に寄り添って伸びている小さな草が印象的で、前ボケも入れつつ撮りました。

私は基本的に広角で広く写すよりも、このように標準~望遠域で一部を切り取る方が好きな気がしています。

むき出しの地層と木々
F1.8 1/50秒 ISO100

剥きだしの地表の色とシダ植物との組み合わせによる、原生林のような雰囲気を撮りました。

雰囲気は好きな写真です。

ですが、記事最後にも反省点をまとめるつもりですが、こういう写真は絞って三脚使って撮った方が良いですね。

実は三脚持ち歩いていたのに横着して一度も使わなかったんですよね(笑)

横着は駄目だなと今回の撮影で学びました。

赤い橋と奥に見据える木々
F1.8 1/50秒 ISO100

等々力駅近くの方まで戻ってきて、ゴルフ橋という赤い橋とその奥に見える木々を撮りました。

ピントは奥の木に合わせていたと思います。

変わった形の太い幹
F1.8 1/50秒 ISO100

最後の写真です。

木の形が面白くて、バイクのエンジンの様な形に見えるなと思って撮った写真です。

これも木のカリッカリの質感描写にテンション上がった記憶があります。

終わりに

以上となります。いかがでしたでしょうか。

まず、見所とかシンボルのような物をちゃんと写した写真が一枚もないですね(笑)

あまりこういう場所だということが伝わらなくて申し訳ございません。

ただ、私の性格上定番の物を普通に撮るという気分になかなかならないことが多いので、今後の作例記事でも似たような傾向になるかと思います。

ご了承ください。

最後に記事を作成していて思った、撮影時の反省点をまとめたいと思います。

一言で言うと、

三脚を持っているならちゃんと使う

これに尽きます(笑)持って行ってるのに使わないのはアホですね。

木々が頭上まで生い茂っていたので、日中でも思った以上に暗い場所でした。

三脚を使わなかったせいで、ほぼ絞り開放で撮らざるを得なくなり、シャッタースピードも手ブレしかねないギリギリのスピードでほとんど撮っていました。

その結果、絞って撮った方が良かったなと思う写真や、僅かに手ブレしていて勿体ない思いをした写真が沢山有りました。

途中でも述べましたが、今回の撮影後に写真を見返して、横着は駄目だなと強く学びました。

こんな事を言っておいて、これ以降の写真を見返してみたら、結局全く学習していませんでしたってなったら嫌だなあ(笑)

以上となります。最後までご覧いただきありがとうございました。

※今回使用した機材はこちらです。

※SONY製品は保証も鑑みると、ソニーストアでの購入がお勧めです。保証内容についての詳細は是非下記記事をご覧ください。
私はこの保証のおかげで、より積極的にカメラを持ちだせていると思っています。

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