今まで、SONYのカメラやレンズを買う際は、水没等の自身の過失による故障でも保証してくれるソニーストアでのワイド保証をかなりお勧めしてきました。
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この保証のおかげで、安心感を持って水中ハウジングを付けてダイビングに使用することができたりしています。
ただ、一眼カメラを購入し始めてから6年弱の間で、実際にワイド保証に助けられたことは一度もありませんでした。
初めて購入したα7ⅢやSEL55F18Zは、無事一度も故障することなく保証期間終了後に手放し、買い替え資金となってくれました。
そして今回、SEL100400GMの5年保証が切れそうなタイミングで、予想だにしていなかった製品交換となったので、一連の流れを話したいと思います。
保証期限切れ前に点検に出そうという軽い気持ちだったが
ようやく点検に出そうと決心したのは5年保証が切れる2ヶ月ほど前ですかね。前々から一度は点検に出したいと思っていたのですが、なんだかんだ使えない日が惜しくて先延ばしになっていました。
実はこのレンズは、購入して1年後くらいに、α7Ⅲを付けた状態で腰くらいの高さからアスファルトに落下させています。
その時の衝撃でレンズフードは所々塗装が剥げている状態(フードはその後も何度か外れて落下させているので特にボロボロでした)、本体も一部擦れた跡がある状態でしたので、その頃からいつか必ず点検に出さなきゃとは思っていました。
ただ、そこから点検に出すまで一応問題無く使えてはいましたし、特に大きな異常なく戻ってくるんだろうなという軽い気持ちでいました。
保証内容をよくよく見ると、性能に影響のない外傷等は対象外と書いてあったと思うので、最悪何も修理対象にならないで終わるか、ネット上の他の方の修理報告を見るとレンズフードも対象で交換してもらったような内容を見たことがあるような気がするので、外傷だけとはいえ流石にボロボロすぎるレンズフードくらいは交換してもらえたらいいかなという気持ちでいました。
いずれにせよ、いつかレンズも買い替えることを想定していたので、手放す際に異常がないことを担保できればいいなという考えでした。
点検の結果
点検の結果が来たのはレンズを発送してから1週間後くらいでしたかね。
一応SONYのサイトで修理状況みたいなものを確認できるページがあるのですが、数日間全く動きなしである日にいきなりパパパッと動き出すのであまり参考になった試しがないです(笑)
それで来た内容が、
- ズーム回転時の引っ掛かり
- レンズの曇り(分解不可)
- フード破損
- 前玉の傷
- 三脚座リングの緩み
といった感じで不具合だらけでした!
いやあ衝撃でしたね(笑)
レンズの曇りは、真冬の北海道撮影や雨の中カバーをせず撮影を続ける等々、結構な負荷をかけていた自覚はあり、やっぱりちゃんと対策しないと駄目だったのかなと思い知らされました。
この辺の結露対策とかも、最初に比べて年々雑になっていってたなと反省しています。
また、ズーム回転の引っ掛かりについては、自分も「こんなにズームって固かったっけ?」って思う場面は何度もありました(笑)
ただ、SEL100400GMのレビューを見ると、同じようにズームの動作が重いという意見も見受けられていたので、次第にまあこんなものかなと納得するようになっていました。
それも今思い返すと、レンズを落とした直後に自分で動作確認をした際に、「ズームが重くなっている感じがするな、早々に点検に出さなきゃ」と思っていたことを今回の結果を受けて思い出しました(笑)
やっぱりトラブル直後に点検に出さないとだめですね。段々と不具合にも慣れてきて忘れてしまいます。
ということで、修理代が保証上限金額を超えてしまうことから、
- 製品を交換⇒保証期間はその時点で早期終了
- 部品交換による修理(どの範囲まで修理可能だったのかは不明)
上記の選択となり、保証期間もどっちみちもうすぐ終了だったので、迷わず1を選びました。
製品交換
届いた製品がこちら。

丁寧にプチプチで包まれたレンズとフードが送られてきました。当然ながら外箱やその他の付属品は付いていません。
製品交換の返答をしてから一週間弱くらいで手元に戻ってきたくらいの感じだったと思います。
なので点検に出す時はトータル2週間くらいはみておいた方がよさそうですね。

プチプチを取ると、数年ぶりの綺麗な状態のレンズと対面することができました!
ズームも元々重めとはいえ、以前の物とは動きが全然違いました(笑)
完全に落下させた時の影響大きくありましたね。
今回初めてワイド保証のお世話になりましたが、やっぱりその恩恵と、日頃使用する際の安心感が段違いだなと改めて思うことができました。
その後
新品となって帰ってきたレンズですが、実はその後、1度だけ使用して既に手放してしまいました。
保証が終了してしまったので、折角ならできるだけ綺麗な状態で高く売りたいなと思ったからです。
1度だけ使用したのも、どうしてもこの焦点距離で撮影したい用事が入っていたからで、めちゃくちゃ慎重に取り扱いました。
そして何より、いつSEL100400GMの後継機が発表されてもおかしくないなと個人的には思っているからです。できれば発表されて現行機の買取相場が大きく下がる前に手放して買い替えに備えたいですからね。
参考までにチャットGPTにまとめてもらった歴代のGMレンズの発売日の表を掲載しておきます。
| 発売日 | レンズ名 | 型番 |
|---|---|---|
| 2016年4月28日 | FE 24-70mm F2.8 GM | SEL2470GM |
| 2016年4月28日 | FE 85mm F1.4 GM | SEL85F14GM |
| 2016年7月29日 | FE 70-200mm F2.8 GM OSS | SEL70200GM |
| 2017年7月28日 | FE 100-400mm F4.5–5.6 GM OSS | SEL100400GM |
| 2018年5月25日 | FE 16-35mm F2.8 GM | SEL1635GM |
| 2018年9月28日 | FE 400mm F2.8 GM OSS | SEL400F28GM |
| 2018年10月19日 | FE 24mm F1.4 GM | SEL24F14GM |
| 2019年4月19日 | FE 135mm F1.8 GM | SEL135F18GM |
| 2019年8月2日 | FE 600mm F4 GM OSS | SEL600F40GM |
| 2020年8月28日 | FE 12-24mm F2.8 GM | SEL1224GM |
| 2021年4月23日 | FE 50mm F1.2 GM | SEL50F12GM |
| 2021年11月26日 | FE 70-200mm F2.8 GM OSS II | SEL70200GM2 |
| 2022年6月10日 | FE 24-70mm F2.8 GM II | SEL2470GM2 |
| 2023年3月10日 | FE 50mm F1.4 GM | SEL50F14GM |
| 2023年9月22日 | FE 16-35mm F2.8 GM II | SEL1635GM2 |
| 2024年2月2日 | FE 300mm F2.8 GM OSS | SEL300F28GM |
| 2024年9月20日 | FE 85mm F1.4 GM II | SEL85F14GM2 |
| 2024年12月13日 | FE 28-70mm F2.8 GM | SEL2870GM |
| 2025年5月23日 | FE 50-150mm F2 GM | SEL50150GM |
これを見たら次にⅡ型が出るのはどう見てもSEL100400GMが最有力でしょって思っちゃいますよね。
確かα9Ⅲの秒120連写への対応もSEL100400GMは後からのファームウェアアップデートでなんとか対応してたはずですし、最新機への対応はだんだん苦しくなってきてるように感じますしね。
手放してしまった現在、ちょくちょく100400を使いたいなと思う場面は正直ありますので、後継機が発表されたら即食いつくと思います。
それでも、今すぐ絶対に必要とならない、なんなら点検に出す余裕ができたのは、超望遠の単焦点レンズを購入していたからです。
購入してすぐレビュー書こうと思いながらあっという間に1年以上経過してしまっているのですが(笑)、次回以降はSEL600F40GMについて書いていければと思っています。






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