※前回記事からの続きです。
前回では購入に至るまでの理由として、既に所有していたPeakDesign(ピークデザイン)の"Everyday Backpack 30L"(エブリデイバックパック)に対して持っていた不満な点と、それが解消できるMindShiftGEAR(マインドシフトギア)の"BackLight”(バックライト)の主に気に入っている点や特徴をご紹介しました。
当初BackLightの36Lを購入したのですが、購入して即気に入ってしまい同商品の18Lも購入しましたので、今回はそれぞれの大きさの比較と、より自分なりに使い勝手を良くした小物等を紹介したいと思います。
各サイズ感比較
早速大きさの違いを見ていきましょう。
MindShiftGEAR BackLight 18Lと36Lの比較
18Lと36Lを並べてみます。ちなみに商品ラインナップは中間の26Lもあります。
外観比較
こう比べるとだいぶ大きさが違いますね。36Lはかなりの機材を収納できて非常に便利ですが、レンズ2、3本を持って日帰りで撮影に行くには大げさすぎる大きさに感じてしまいます。人から何処行くの?と聞かれる大きさですね。
また配色と大きさからウーバーイーツと見間違えられてもおかしくありません(笑)
ただデザインが良いのか、収納力から比べると思ったより小振りに感じられる気がします。
個人的にはMindShiftGearのリュックの中では、このBackLightのデザインが一番まとまりが良く感じられ、野暮ったく見えず好みの外観だと思っています。
外寸ですが、販売サイトを見ると18Lが"H47 × W27 × D18 cm" で、36Lが"H57 × W35 × D26cm"とのことです。
それぞれ10cm前後大きくなっている感じですね。
次に側面から見た比較です
冒頭の写真と同じ写真です。
厚さも変わっているのがわかるかと思います。実際機材収納部も18Lでも必要十分な奥行がありますが、36Lでは更に余裕をもって収納することが可能です。
また、前回記事でも気に入っている点として述べた側面のドリンク等を収納できるポケットの大きさも収納量が変わってくることが見た目にもわかるかと思います。
この側面ポケットはかなり伸縮性がある記事ですので、18Lでも1Lのペットボトルが入り、36Lに至っては2Lの物も入れることができるなど、余所のリュックに比べてかなり収納力があると思います。
尚、ポケットは両サイドにあります。小型の三脚でしたら脚3本全てポケットに入れることもでき安心して持ち運びできます。
機材収納部比較
次にメインの機材収納部を比較していきましょう。
18Lと比較して、ちょうど横に1列、縦に1段増えた感じですね。
縦についてはショルダーベルト取付け位置の関係も有り、外観の差ほどは増えていない感じですかね。
それでも36Lはかなりの機材を収納できます。私は所有していませんが、ドローンやジンバル等を入れたい方にも非常に良いのではないでしょうか。
ちなみに26Lは写真を見ただけですが、本当にこれらの中間という印象で、18Lと比較して0.5段ずつ縦横に増える感じです。0.5段なのでレンズ等は入らず、薄めのフィルターケース等の小物を収納できるようになるといった感じですね。
前回記事と同様の物ですが、機材収納例の写真貼っておきます。
36Lは私の所有機材だけではまだスカスカです(笑)
機材収納例の詳細は前回記事に記載してますのでそちらをご参照ください。
その他異なる点
デザインや収納箇所についてはほぼ全く一緒です。
ただ、元々 26L ⇒ 36L ⇒ 18L の順番で発売されていったようなのですが、収納箇所はそのまま踏襲されているので18Lでは使いづらい箇所もあります。
写真は18Lの上部ですが、ジッパーが空いている場所がその使いづらいポケットです。
マチが全くないおまけのようなポケットなのですが、18Lでは本体サイズと比例して横幅も奥行も狭くなっているのでカードくらいしか収納できません。
また、機能性に関しては1点だけ異なる点があります。
36Lの方にはショルダーベルト上部にも締め付け調整用のベルトが付いています。
上の写真のバックル部分ですね。
これにより、リュックの上部と肩の密着感を調整でき、より細かく背負い心地を変えることができます。
36Lにこれが付いているのは非常に有難いポイントだと思います。
18Lには付いていませんが、18Lに収納する程度の重量では必須ではないのかもしれませんね。
18Lと36Lの比較は以上です。
MindShiftGEAR "BackLight 18L" と PeakDesign "Everyday Backpack 30L"の比較
折角なので、所有している別のリュックのPeakDesignの"Everyday Backpack 30L"とも比較していきたいと思います。
L数だけを見ると、36Lと比較した方が良さそうに感じるかもしれませんが、実際の大きさは18Lの方が近かったのでそちらと並べて比較していきます。
30Lの方が横幅も高さも若干大きい感じですね。
なお、Everyday Backpackは正面の金具を留める位置が4段階選べ、それによって収納力が増していきます。写真のは一番小さくなる位置で留めていますので、最大収納できる位置に留めた場合は高さも増すかと思います。
続いて側面です。
側面から見るとBackLight 18Lの方が分厚いかと思います。
BackLightは正面側の収納スペースが荷物を入れると結構膨らむので、荷物をパンパンに詰めると更に厚さが増します。
この厚さの違いが、実際の収納力の差や使い勝手の良さに繋がっているのだと思います。
前回記事で散々述べましたが、あくまで私の体感では30LのEverydayBackpackよりも、18LのBackLightの方が機材は断然収納できるし、出し入れもしやすいなと感じています。
ただし、どうしてもリュックの厚さ(マチ)が増すと、見た目は弁当箱みたいになっていき野暮ったくなってしまいますよね。デザイン性と厚さはトレードオフだと思います。
その中ではBackLight 18Lは、収納力・使い勝手・保護性・見た目が高いレベルでバランスが取れている良い商品だなと改めて思っています。
比較は以上となります。
使い勝手の違いやEverydayBackpackへの不満点等は前回記事で熱く語っておりますので、そちらをご参照ください。
より便利に自分流カスタマイズ
非常に満足しているBackLightですが、何度か使用していると、ここがこうなればなあと思う点がいくつか出てきました。
大したことは全然していませんが、より快適に使用するために自分が行っていることをご紹介したいと思います。
とにかくリュックを降ろす頻度を減らしたい
改善したい点はここだけです。
Backlightを背負ってみると、身体の前面側に収納できるところが全くありません。
小銭や小物等を出す時に一々ウエストベルトや胸ベルトを外してっていうのが煩わしいなと思いました。
使う頻度の高い物は、リュックを背負ったまま出し入れできるようポーチなどを取り付けると非常に便利になりました。
小型ポーチの取付け
まずポーチの取付けです。
小銭入れや携帯電話等を出し入れできるものを身体前面側に取り付けるようにします。
私の場合は、カメラのサブ機としてSONYのRX100シリーズを入れる時もあるのではと想定して、大きさに余裕がありそうな物を探しました。
その結果選んだのがこちらです。
MILLET(ミレー)の"VARIETE POUCH"(ヴァリエポーチ)というポーチです。
大きさは結構ありますが、デザインがシュっとしていて気に入っています。
iPhone X と比較するとこんな感じです。iPhoneより二回りくらい大きい感じです。
収納部は2つあるので厚さも結構有り、大きさに余裕があるので出し入れがしやすいです。
背面側(写真の下側)収納部の方が若干マチがあり、内部もほんの僅かですが分厚い感じで、内側にはメッシュポケットも付いております。
車のカギをメッシュポケットに入れておいたりと意外と重宝しています。
スマホ収納イメージです。より大型のスマホも収納できるのではないでしょうか。
ポーチの取付け位置ですが、現状は右のウエストベルトに取り付けています。
BackLightのウエストベルトには写真のように幅が広めのベルトが取り付けられていますので、こんな感じで緩く取り付けています。
ちなみに写真のように、ヴァリエポーチの背面には縦横のベルトと細いストラップがあり、用途に応じて3種類の取付け方ができます。
私は、ズボンの腰ベルト右側にPeakDesignの"Capture"(詳細は後述します)という器具を付けてそこにカメラを固定して移動することが多いので、この位置ではヴァリエポーチとカメラが干渉してしまうことがあります。
なので、必要に応じてポーチを前後に素早くスライドさせられるよう、上記写真のように緩く取り付けています。
ポーチの中身をあまり重くしなければ、ウエストベルトとストラップの負担は問題無いかなと思っています。いずれ不安に感じたら取り付け方を再考するかもしれません。
前述のとおり、様々な取り付け方ができますので、ショルダーベルトにポーチを取り付けるというのも全然有り、というかそれが一般的かと思います。
ただ私の場合はショルダーベルト部にあると、写真を撮ろうとカメラを構える際に邪魔に感じてしまうことがありましたので、現状は腰の方に取り付けるようにしています。
使いやすい大きさ、デザイン、3,000円前後の価格と買って満足の商品です。
ペットボトルホルダーの取付け
前回記事でも述べましたが、私は人一倍水分を摂る体質です。なので大型のペットボトルがサイドポケットに入るというのもBackLightを非常に気に入っている理由の一つとなっています。
ですが、真夏にこのリュックを担いだ際は、細目に水分を摂ろうとする度にリュックを降ろさなければならず、非常に面倒な思いをしました。
なので、前面ショルダーベルトにもペットボトルホルダーを取り付けることにしました。
選んだ商品はこちら。
MGTRAILのペットボトルホルダーカバーVer.2.0という物です。
まあペットボトルホルダーは色々な種類がありますし、正直どれでも良いと思います。
ただ買って使って見ると結構使い勝手が良かったので紹介しておきます。
ホルダー上部のカラビナを、リュックショルダーベルトにあるベルトに取り付けています。
また、ホルダー付属のゴムベルトもショルダーベルトに括り付けて、飲み物を入れた際に揺れないようにしています。
この商品、伸縮性も有り1Lのペットボトルも収納できます。それが選んだ決め手でした。
ペットボトルの不意な落下を防げるよう、ホルダー上部にはペットボトルの飲み口側に引っ掛ける用のゴム紐が付属している等、細かな点も考えられています。
使用しない場合には半分に折りたたんでジップを閉めれば小さく収納することもできます。
こんな感じで結構使い易い点がありますのでお勧めします。
カメラをより使いやすくする為の工夫も
BackLightの機材収納部への背面アクセス方式は、地面にバックを降ろす必要が無く非常に便利です。
簡易のテーブル代わりにもなり最高に気に入っていますが、頻繁にレンズ交換をしそうだとわかっている場面等ではショルダーベルトを外すことなくレンズ交換もできるようにしておきたいと思いました。
Peak DesignのCaptureを取付け
前述しましたが、私は普段ズボンの腰ベルトにPeakDesignの"Capture"(キャプチャー)という器具を取り付けてそこにカメラを固定しています。
私にとっては絶対に欠かせないアイテムです。
これをリュックにも取り付けておけるよう、もう一個購入しました。
※Captureについての詳細は下記記事をご参照ください。
Propadも併用
Captureをショルダーベルトに取り付ける場合は、Propadというアイテムは必要ありません。
主にカメラを固定する目的でCaptureを使う場合には、左側(カメラの脱着を考慮)のショルダーベルトに取り付けるのが一般的だと思います。
ただ、私の場合は後述する"Lens Kit"を使って交換レンズをリュックに取り付けようと目論んでいました。
一度ショルダーベルトに付けて使ってみたのですが、前述のポーチと同じで左胸付近にレンズが有ると、カメラを構える際に何度かレンズとカメラがぶつかってしまうということが有り非常に邪魔に感じました。
なので、軽いレンズ限定にはなりますが、ポーチの反対側、左ウエストベルトにPropadとCaptureを取り付けることにしました。
こんな感じで取り付けています。
取り付けているベルトは重い物を取り付けると結構たわみ、縫い目部分にかなり負荷がかかっているように感じたので、あくまで軽いレンズを取り付ける、または一時的な交換時だけの非常用という使い方になると思います。
テレコンバーター"SEL14TC"をPeakDesignの"Lens Kit"に取付け
以上のことから、カメラ本体を取り付けるのはあくまでズボンの腰ベルト右側に付けているCaptureを使い、リュックのウエストベルト左側のCaptureには交換レンズ、特に私の場合は望遠レンズ用のテレコンバーターを取り付ければ、必要に応じて着脱しやすくなり便利になるなと思いました。
ということで、PeakDesignから出ているレンズホルダー"Lens Kit"をCaptureに取り付けました。
こんな感じで装着します。テレコンは非常に軽くて小さいので、これくらいであればベルトへの負荷も気になりません。
ちなみにLens KItにテレコン"SEL14TC"を取り付けるとこんな感じです。
非常に小型なレンズですので、ウエストベルトに付いていてもあまり邪魔にも感じません。
ただしむき出しですので、ぶつけないように注意、距離感の把握が必要になります!
Lens Kitは両サイドにレンズを取り付けられますので、脱着時は反対側にレンズを取り付けます。
なお、レンズの上下は本体を回転させて入れ替えることができます。
回転途中の写真では本体が少し浮いているのがわかるかと思います。このように、本体を上に引っ張り90度ずつ回転させることができます。
このように上手く活用すれば手早く簡単にレンズ交換ができそうです。
ですが、実際はあまり活用したことがありません(笑)
どうしてもレンズ交換をしようとする際に、レンズの後玉やカメラのセンサーにあまりゴミが入らないようにしたいと思うと、リュックの背面アクセスを使ってテーブルに見立ててレンズ交換をする方が私にはやりやすく安心に感じてしまっています。
Lens Kitを使ったレンズ交換の事前練習をする必要があるかもしれません。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
私はポーチとペットボトルホルダーを取り付けてからは、本当にこのリュックへの不満点がありません。
MindShitGearの大本であるthinkTANKphotoは縫製や耐久性等も評価が高いと思いますので、その点も心配なくガンガン使っていけそうな気がしています。
今の所は日帰りでの撮影ばかりで、専ら18Lばかり使用していますが、撮影旅行等で36Lを使用してまた気づいた点などがあれば紹介していければと思います。
高額ですが、本当にそれに見合う商品だと思います。価格は基本安定していますが、たまにセールをやっている店などを見かけることもありましたので、見つけた場合は迷わず購入しても良いのではと思います。
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