前回の記事のとおり、高級コンデジまでしか所有したことない私でしたが、フルサイズミラーレス一眼カメラのα7Ⅲが欲しいという欲が止まらなくなってきました。
しかし、とてもお高いお買い物です。買って後悔しないか?本当にちゃんと使うのか?購入時自分が検討したことをまとめていきたいと思います。ご購入検討の一助になりましたら幸いです。
カメラ本体の購入候補が決まったら次はレンズの選択です。
欲しいレンズが決まってやっと予算の目安、全体の大きさ、重さのイメージが出てきます。
それがないと、本当にちゃんと使うのか?という検討もできませんので、"ちゃんと買ったカメラを使い続ける"ことを念頭に、レンズを検討していきたいと思います。
※一眼カメラが欲しくなるまでの具体的な経緯については下記記事をどうぞ。
カメラの重さと購入するレンズの検討
所有しているコンデジからどれくらい大きくなるのか
まずは私が既に所有しているコンデジとどれくらい大きさが違うのか見ていきたいと思います。


α7Ⅲはレンズが付いていない本体だけのサイズです。これだけでは何も撮れません。

ちなみにレンズを付けるところの中心部の四角い部分が、下記に出てくるセンサーサイズが示しているイメージセンサーという物です。
機種名 | Powershot G16 | RX100M5A | α7Ⅲ |
---|---|---|---|
センサーサイズ | 1/1.7型 | 1型 | 35mmフルサイズ |
35mm判換算 焦点距離 | 28mm-140mm | 24mm-70mm | レンズ次第 |
F値 | F1.8-F2.8 | F1.8-F2.8 | レンズ次第 |
幅 | 108.8mm | 101.6mm | 126.9mm |
高さ | 75.9mm | 58.1mm | 95.6mm |
奥行 | 40.3mm | 41.0mm | 73.7mm |
重さ(g) (バッテリー無し) | 314g | 272g | 565g |
表を見ますとレンズ無しの状態でも、今までのコンデジよりも倍近く重くなり、また奥行も倍まではいきませんがかなり大きくなるので嵩張ることがわかります。
レンズを付けると奥行は更に大きくなりますし、奥行があるものは収納する鞄もかなりマチがあるものが必要になり、思った以上に大きめの鞄が必要になりそうだということも想像できます。
これはやはり持ち歩くのに相当覚悟がいりますね・・・
どうすれば持ち歩くようになるのか
とにかく写真が楽しいと思えるくらい、自分が綺麗だと思える写真が撮れるカメラを買うしかない!
当たり前には思えますが、これしかないと思います。
楽しいと思えなければわざわざ持ち歩きません!
再度センサーサイズの話を出して、わからない方にはややこしくしてしまい恐縮ですが、別にレンズ交換式のカメラには、フルサイズセンサー以外にも、少し小さい"APS-C"や"マイクロフォーサーズ"というサイズのセンサーを搭載した機種も有ります。
センサーが小さくなりますと、本体サイズと更にそれ用のレンズがかなり小型かつ安価になってきます。
しかし、実際には体験したことがないのでAPS-C等でどれくらい綺麗に撮れるものなのかは知りませんが、私には高級コンデジを全然持ち歩かなかったという事実がありますので、
画質を妥協することが私の性格上一番後悔をするだろう
と考えました。そして、更に調べていく中で、
写真の写り、画質はレンズの影響がかなり大きい
ということも知りました。なので、α7Ⅲには最初からレンズが付属したズームレンズキット版というのも発売されているのですが、
軽さ、値段、画質のバランスが撮れたレンズ選びが最重要
と判断し、自分でレンズを選ぶことを決め、色々とネット等でHPや作例等を見続け、私の希望に合う夢のようなレンズがないか探しました。
具体的には、
- 価格が10万円以下
- AFは必須(AFが遅いという評価のレンズも×)
- 室内でも動き回る犬を撮りたいので、それなりにF値の低いレンズ
- 言葉では上手く表せない、とにかく自分が好きな雰囲気の写真か
このあたりを主な条件として探しました。
理想的なレンズ"SEL55F18Z"に出会う!
それがこちら。SONYから発売されているCarlZeissブランドのレンズ"SEL55F18Z(Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA)"です。

- SONY純正
- 軽い(約281g)
- 予算以下(約8万円前後)
- AFそこそこ速い(こちらについてはいずれ別記事で)
- F値1.8(F2.8のズームレンズ等よりも明るさを優先)
- とにかくコスパが良いレンズとレビューでも高評価多数。実際の作例も好み
もうこのレンズしかないなと思いました。
心配なことや、ネット等で見かけるマイナス点は、
- 単焦点レンズなのでズームができない=自分が動いて画角を調整するしかない
- 最短撮影距離(ピントを合わせられる距離)が"50cm"と遠い=犬が寄って来ちゃうと撮れない
- 撮影時はピント合っていると思っていたものが、撮った後に見返すと少し外れていることが結構有る(これは私が実際に使って、他のレンズも試すようになってから思ったことです。詳細はいずれ別記事で)
等があげられますが、私にとってはメリットの方が圧倒的に大きいと判断致しました。


恐らく一眼を購入したことない方はこれでもデカっと思う方もいるのではないでしょうか?私はそうでした(笑)
これでもフルサイズのレンズではかなり小さいほうです。今では軽っ!小さっ!としか思いません(笑)
決め手として一番大きかったのは、やはり作例の雰囲気ですね。
上手く言葉では表せないのですが、様々なレンズの作例等を流し見していて、ふと目が留まって引き込まれることがZeiisのレンズの写真には多かったように思いました。
この感覚は今でも良くありますので、自分にとっては間違いではなかったなと思っております。
発色が凄くいいというか、艶とか影の雰囲気が凄く綺麗に見える気がしたんですよね。
なので、自分の直感を信じ、私が買うならば"α7ⅢとSEL55F18Z"の組み合わせでいこうと決意したのでした!

作例なんてとても言えないような写真で恐縮ですが、これはカメラを買った日に近所の公園で撮った写真の一部を切り取ったものです。
実物を見ていない方には伝わらないと思うのですが、この遊具の発色とか、艶感というのが、実際に実物を目でみた印象よりも笑っちゃうくらい圧倒的に綺麗なんです!
何気ない日常とか何でもない風景を凄く綺麗に写してくれます。あまり考え無しに撮ってみても、その場で撮れた写真をみると凄い!ってなることが多々あります。

これなんかは、買って数日後に犬の散歩をしながら片手でサッと撮ったものです。構図とかは考える余裕がなかったのですが、色合いとか質感等については結構良い雰囲気が出ているのではないでしょうか。
なので今は日常的にカメラを持ち歩くのが楽しくなりました。私がカメラを持ち歩く理由には画質が重要である、という考えは結果として間違っていませんでした!
逆に、見た目以上に鮮やかに写されるのが嫌い、苦手という方もいらっしゃいますが、そうでない方にはとてもおすすめできるレンズだと思います。
※本レンズでの作例を別途まとめました。よろしければご覧ください。
※SONY製品ご購入の際は、保証も鑑みるとソニーストアでのお買い物がお勧めです。詳細については下記記事をどうぞ。
こちらにも少しα7Ⅲでの作例があります(レンズは色々と変えています)。
ちなみに、私が購入した当時(まだ1年も経っていませんが)は"軽くて、F値が明るくて、価格が抑えめ"なレンズの選択肢ってあまりなかったんですよね。(ネットで良い評判をよく見かけたのは、他にはSONYの"SEL85F18"とかくらいですかね)
それが今はSONYからも"SEL35F18F"(35mmのF1.8)というレンズが発売されていたり、TAMRONというサードパーティーからも3万円台で買えるF値2.8の単焦点レンズが複数発売されていたりとか、色々初めての1本に適したレンズの選択肢は増えているように思います。
私としましては、触ったことも無いレンズをスペックとかだけを見て「おすすめです」とか無責任なことは言いたくないので、所有していないレンズについてはこれ以上深くは取り上げません。申し訳ございませんが、他のレンズが気になる方は余所のサイト等でお調べいただければと思います。
ちなみにその後1年経たずに更に6本もレンズを購入することになりました。下記記事にてレンズ遍歴をまとめました。
次の課題は?
ということで、長くなりましたがようやくカメラとレンズの候補が決まりました!
ここまで来てやっと再度考えることができるのです。
30万円近い出費をして、"本当にちゃんとカメラを使い続けるのか?"と
フルサイズ機の中では軽くて小型なα7Ⅲですが、所有しているコンデジとはレンズも含めると倍以上の重さ、大きさになります。
買うからには、どうやって持ち歩くのか?
それについて次回検討した事をまとめていきたいと思います。
話が全然進展しなくて申し訳ございません(笑)いかに悩んだかという過程をできる限り伝えられたら、当時の私と同じような境遇の方には少しは助けになるのではないかなと思っておりますので、お付き合いいただけましたら幸いです。
写真をまとめたサイトもつくっております。よろしければご覧ください。
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