先に述べておきますが、私は元々リュックが好きではありません。
できるだけ小型のトートバックやショルダーバック等に必要最小限の荷物を入れて持ち歩くのが好みです。
ですが、望遠レンズを購入し、野鳥撮影等で野外を歩き回ることも増えたのでそんなことも言ってられなくなりました。
望遠レンズを持ち歩くためのリュック選びという観点で、購入して非常に満足しているMindShiftGEAR(マインドシフトギア)の"BackLight”(バックライト)というリュックを紹介、レビューしたいと思います。
購入して気に入ったので、即サイズ違いでもう一つ購入してしまいました(笑)
購入に至るまでの別商品の不満点なども述べていきたいと思いますので、長くなるかと思いますがご了承ください。
※前置きが非常に長いので、BackLightについてだけ知りたい方は目次から本編に飛んでください
【前置き】購入検討の経緯
元々は初めてレンズ交換式カメラを購入し、暫くはレンズ1本で運用していくんだと意気込んでいた筈が、1年と経たずに5本以上もレンズを購入してしまいました(笑)
※レンズ購入遍歴はこちらにまとめております。
それも、SEL135F18GM(約950g)やSEL100400GM(約1,395g)とかなり大きめのレンズも購入しています。
なので長時間撮り歩いたりするのにはリュックじゃなければ厳しいかなと思い、色々と検討するようになりました。
収納したい機材
まず簡単に所有機材の整理をしたいと思います。
個人的な主観で、500g未満のレンズを小型、500~800gのレンズを中型、900g以上のレンズを大型と振り分けます。
- α7Ⅲ (SONY)(カメラ本体)(約650g)
- SEL50F14Z (SONY)(約778g) ※長さ約108mm
- SEL55F18Z (SONY)(約281g)
- SEL135F18GM (SONY)(約950g) ※長さ約127mm
- SEL100400GM (SONY)(約1,395g) ※長さ約200mm
- 70mm F2.8 DG MACRO (SIGMA)(約570g) ※長さ約131.8mm
- Batis 2.8/18 (Carl Zeiss)(約330g)
綺麗に大中小と別れました。主観での振分けなので当然ですが(笑)
これら持ち運ぶレンズの組み合わせ次第で、鞄の大きさはかなり変わってくると思います。
私は既に下記のショルダーバックを所有しています。
- WOTANCRAFT(ヴォータンクラフト)の"TROOPER Mサイズ "(トゥルーパー)
- PeakDesign(ピークデザイン)の"Everyday Sling 10L"(エブリデイスリング)(旧(V1)タイプ)
これらの鞄でも、"大1個+小1個"や"中型2個(頑張れば3個)"程度であれば、何とか持ち運べなくもないです。
ですので、私としてはこれらのショルダーバックで快適に使えるのは中型レンズまでだなと思っております。
ということで、より大型のバッグを検討することになりました。
冒頭に述べましたが、私はリュックが好きではないのでより大型のショルダーバックというのも考えました。
ですが、既に所有しているサイズのショルダーバックでも中身を結構詰めるとかなり片側の肩に負担がかかることを体感していましたので、これ以上のサイズになるとリュックを選択するしかないなと思いました。
最初に購入したリュック(PeakDesign Everyday Backpack 30L)
時系列が前後し混乱させて恐縮ですが、先ほどまでに述べた経緯・結論に至る前に、いずれSEL100400GMを購入することを見越して(また一度レンタルして旅行することも見据えて)PeakDesignの"Everyday Backpack 30L"というカメラリュックを購入しました。
両サイドのジップをガバっと開けて機材収納部に素早くアクセスできるというリュックです。
ちなみに旧型(V1)モデルです。ちょうどV2モデルが発表されてV1モデルが安くなっていたので、買い時だと思いSEL100400GMを購入する前に買ってしまいました。
元々私はPeakDesignの商品を多く持っていて、本記事作成時点で下記の商品を使っています。
- Capture V3(2個)
- CUFF(リストストラップ)
- Leash(細幅ショルダーストラップ)
- Slide Lite(中幅ショルダーストラップ)
- Field Pouch(小型ポーチ)
- Lens kit(レンズホルダー)
- Everyday Sling 10L
これらの商品については非常に満足していて、特に"Capture"と"CUFF"は私にとって欠かせない物です。
そういったこともあり、基本的にPeakDesign製品を信用していましたので、リュックも購入しました。
ですが、正直このリュックに関してはあまり気に入っておりません!
良い点もありますが、とにかく私の用途には不向きでした。
Everyday Backpackの不満点
このリュックは人気があるので、良いレビューは他のブログやYouTube等でも沢山見つかるかと思いますので、気に入らなかった点だけまとめたいと思います。なかなか本題の商品紹介にいけなくてすみません(笑)
思った以上に機材が入らない
何よりこれですね。後述しますが、今回紹介する18Lのリュックの方が多くの機材を収納できる印象です。
こちらが収納部です。中の間仕切り3枚を好きな位置に貼り付けることができます。
このリュックの外側生地は固めで多少ガッシリはしているのですが、仕切り以外は大きな空洞ですので、外部から圧力をかけるとたわみます。
なので、個人的には仕切りの底面部(写真の一番右)には機材を入れて地面に置いたりしたくありません。写真のようにタオルやハードケースの物を入れることが多いです。
また、上部(写真の一番左)は基本的に洋服やその他の荷物を入れるスペースです。空間が大きいのでレンズ等を入れるには適していないと思います。
そうすると、結局機材収納できるスペースが2段しかないんですよね。。。
ここに長さの有る望遠レンズを入れるとあっという間に1段埋まってしまいます。
こんな感じで一段分使ってしまいます。これとカメラ付きのレンズを入れたら機材収納部はほぼいっぱいになってしまいます。
また、SEL100400GMにカメラ本体を付けっぱなしにする場合は、間仕切りの一部を折る(後述します)必要があり、1.5段分消費してしまうのでこちらもレンズ1本(小型で2本)入れることができるかなというくらいの大きさです。
SEL100400GMを入れるにはあまり使い勝手がよくなく、けれどもSEL100400GMを入れない場合であれば今まで所有していたショルダーバッグでもいいかなと思ってしまう、私にとってはとても中途半端な収納量でした。
カメラ機材以外の荷物が多い時にはいいんですけどね。
サイドアクセスが自分には合わない
これも大きなポイントです。このリュック最大の特徴が自分に合っていないのですから(笑)
・撮影時は基本的にカメラを出しっぱなし
不意のシャッターチャンスの時に、カメラを素早く取りだして撮ることができる、というのがこのリュックの売りだと思います。
ですが、私は少しでも写真を撮る可能性がある場面では、前述のCaptureやストラップ等を使って基本的にカメラをバッグから出しっぱなしにしているのです。
購入前に調べている時は何て便利な機構なんだと思っていましたが、実際にリュックを買って使って見ると、自分にはサイドアクセスの出番がほとんどないということがわかってしまいました。
・反対側面の荷物が出しづらい
サイドアクセスの出番が少ない人にとっては、逆にサイドアクセスであることがデメリットになってくるかもしれません。
先ほどは大型のレンズの収納例を見せましたが、小型のレンズ等の場合はPeakDesignの特徴の一つである折り紙のようなディバイダ―(間仕切り)を使って、ちょうどいい大きさに空間を仕切ることができます。
このような感じで2分割または3分割することができます。
ちなみに写真左側のレンズが"SEL50F14Z"で、右側が純正ケースに入った"SEL14TC"という1.4倍テレコンバーターです。
この間仕切りも当初は使い方を考えるのも楽しいし、色々なパターンが作れて便利だなと思っていました。
ですが、上の写真を例にして考えた場合に、SEL50F14Z側のジップを空けてテレコンを取り出したくても、間仕切りが邪魔して取り出せません(間仕切りは薄いので強引に物を引っこ抜くことはできるかもしれませんが)。
リュックのどっち側に何を収納したか覚えておき、適宜ジップを空ける必要があったり、よく使う物を片側に寄せて収納しておく工夫等が必要になってきます。
工夫してびっちり荷物を詰めれば詰めるほど、どこに何を収納したか思い出す必要があり、私は段々面倒に感じるようになりました。
また、上の写真とは違い3分割にする場合、仕切りの真ん中の物を取り出すのに、左右どちらかの物を一旦どかさなければいけないのも不便に感じるようになりました。
これは北海道の雪原の中で、中の荷物を一切下に置きたくない場面で痛感しました。パンパンに荷物を詰めているので、一旦どかしたものを置いておくスペースが無いのです。
とにかく荷物を落とさないよう、非常に気を使いながら荷物を入れ替えた記憶があります。
・間仕切りの強度が弱い(重いレンズに不向き)
表題のとおりです。
私のレンズだとSEL135F18GM(約950g)を仕舞おうとすると、折ったディバイダ―では心許無いなという印象でした。
ディバイダ―の側面です。2枚の内の1枚を折って仕切るので、かなり薄いことがわかるかと思います。
この上に重めのレンズを乗っけると、仕切りが耐えられなさそうなイメージが湧くかと思います。
結局重量級の機材を収納するには向かないリュックだなと思ってしまいました。
収納機材が更に大型化してしまった
そして更にもう一点私にとっては重要なことがあります。
SEL100400GMを購入後、三脚座を社外製の物に替え、また使用時にはカメラ本体に照準器を取り付けて運用するようになりました。
このようにこのままの状態で収納するには更に一回り大きな収納スペースが必要になります。
こうなると先ほどの独自分類でも大型では収まらず超大型になってしまいます(笑)
また、詳細は下記記事で述べていますが、照準器は数ミリ取付け角度が変わるだけで再度調整する必要が生じてしまったりするので、無理やり鞄の蓋を閉めて収納するような、圧力がかかる仕舞い方は極力避けたいと思っています。
ですので、超大型となってしまったこの組み合わせだと、快適にこのリュックに収納することができません。(入らなくはないですが、リュックのマチ的に照準器が結構引っかかります)
ということで三脚座を換装したSEL100400GMと照準器を取り付けたα7Ⅲを持ち運べるより大型なバッグを検討することになりました。
【本編】MindShiftGEAR BackLightを購入
お待たせしました、やっと本題です(笑)
ちょうど検討したのがコロナ禍の時期で店頭に実物を見に行く気がおきませんでしたので、全てネットで調べ、検討してイチかバチかで通販で購入しました。
日本でのレビューは少なかったですが、海外のYouTubeレビューが沢山ありましたので、英語はあまりわかりませんが見た目や大きさ等色々な動画を見て参考にしました。
BackLight 36Lを購入
BackLightには、26L、36L、18Lのラインナップがあり、記載した順番に販売されていったようです。
私が使用していたPeakDesignのリュックが30Lでしたので、それより小さいのは不安だということで36Lの方を購入しました。
YouTube等を見た限り、収納したい機材は余裕で入るだろうし、むしろでかすぎないか?と思いながらも、また思ったより入らないという思いをしたくなかったというのが本音だったように記憶してます。
具体的な収納量等は写真付きで後述しますが、結論だけ言うとメチャクチャでかかったです(笑)
持ってるレンズを全て入れてもまだまだスペースに余裕がありました。
BackLight 18Lを購入
上記の36Lは旅行等では大活躍してくれるなと確信しつつも、流石に日常使いには大げさすぎるなと思いました。
ですが、とにかく届いたその日に造りの良さや使い勝手の良さを気に入ってしまい、この作りで日常使いできるサイズ感の物が欲しいと即座に思ってしまいました。
また、36Lと26Lの価格は約4万円前後と3万5千円前後とそこまで価格差が無いのですが、18Lだけ2万円前後と一気に割安になるんですよね(それでも大分お高い方の鞄ですが)。
お高いですし、一気に二つのリュック購入なんてかなり予想外で痛い出費でしたが、リュック嫌いの私でもこれの小型版であれば格段に使用頻度が増えるだろうという確信が持てましたので、36Lが家に届いた翌日には18Lを注文していました(笑)
外観はこんな感じです。色はチャコールで、光の当たる角度によって灰色の部分が茶色っぽく見えたり黒っぽく見えたりします。結構写真によって色味が変わって見えて印象が変わるかと思いますが、この写真の色味が割と自然な感じかなと思います。
個人的には黒と茶色の組み合わせの鞄も結構好きなので、もう少し茶色っぽい灰色の方がより好みだったかなという感想ですが。
とはいえ配色やデザイン等、カメラリュック感がそんなに出ていない感じで見た目もかなり気に入っています。
まあ今のご時世的にウーバーイーツっぽい配色に見えなくもないですが(笑) 私は好きですよ!
ナイロンの素材感も全然安っぽくなくて良い感じです。私は割と素材の質感等を重視する方だと思うのですが、この質感は好きです。高額なバッグの価値があるなと思っています。
元々MindShigtGEARはアウトドア向けのカメラバッグブランドなので、当然アウトドア系のウェアやカジュアルな服装には合うと思いますし、配色が差し色以外はシックな方なので、よっぽどフォーマルよりな恰好でなければ、それなりに幅広い範囲の服に合わせられ、使いやすいデザインだと個人的には感じております。
BackLightの特徴
機材収納部がでかい
何と言ってもこれに付きます。収納部のサイズ感が今の私に取ってドンピシャでした。
まずは18Lの方です。
完璧です!
カメラ(α7Ⅲ)にデカい三脚座を付けたSEL100400GMと照準器を取り付けたままスッポリと収まります
このマチがかなり絶妙な幅で、長さのあるレンズもリュックに対して垂直に収めることができます。
なので結果としてかなり効率的に多くの機材を収納することができます。
上の写真では、上から"Batis18"、"SEL135F18GM"、"SEL50F14Z"を収納しています。
写真右下のは付属のレインカバーですね。まだ一度も開けていません(笑)
メーカーによってはレインカバー別売のところもありますので、標準で付属しているのは地味にありがたいです。
このようにカメラと望遠レンズ、更にレンズ3本を入れても、まだ小物や間仕切りを変えればもう1本くらいレンズが入りそうな余裕があります。
18Lでこれだけ入るのは驚愕でした。確実にEveryday Backpackの30Lよりも沢山収納できます。
各メーカーのリッター表示では収納量は全然わからないんだなと今回で痛感しました。
当然Backlight 36Lの収納量は更に凄いです!
18Lから横にそのまま1列増え、高さも一段分上がっています。
ドローンやジンバル等を所有している方にとっては非常にありがたい収納量なのではないでしょうか。
写真では、私が撮影時に持っている全てのレンズを入れています。
写真横になってしまっていますが、縦としてみた場合に左列が上から"SEL135F18GM"、"Batis18"、"SEL50F14Z"、右側が上から"SEL55F18Z"、"SIGMA70mm MACRO ART"が入っています。
それでもまだスッカスカですね(笑)
ミニ三脚やフィルターケース、ストロボ等を入れてようやく埋まる感じですかね。
機材を全て運びたい時や数泊の旅行等では大活躍してくれると思います。36Lでも一般的な飛行機であれば機内持ち込み可能なサイズと紹介されていたように記憶しておりますので、いたずらにデカすぎるというわけではありません。
ショルダーベルトや背中面の作りが良い
上記のように大量の荷物を詰め込んでも、分厚いショルダーベルトやウェストベルト、背面部の作りが良く、背負っていて極端な辛さは感じませんでした。
このように分厚く、そして通気性の良い作りになっているのがわかるかと思います。
購入した時期が8月でしたので、真夏の日中に18Lを背負って数時間野外を歩き回るということを数回しました。
猛暑の中なので当然汗だくになりましたが、背負っている背中の方が特段蒸れたり、暑くて背負っていられないということは全然ありませんでした。
PeakDesignのEveryday Backpackを背負った場合は真夏じゃなくても背中が暑い、不快と感じることもあったのでかなり差があるのではと感じました。
ちなみにEveryday Backpackのショルダーベルトと厚さを比較するとこんな感じです。
写真左がBackLight、右側がEveryday Backpackです。
写真ではちょっとわかりづらいかもしれませんが、実際の分厚さはもっと差がある印象ですし、何より通気性が全然違いそうなイメージは伝わるのではないでしょうか。
背面アクセスと頑丈な腰ベルトで簡易テーブル代わり
BackLightは、背中側のジップを空けて機材にアクセスします。
表側や上部のジップからは機材にアクセスできません。これは海外旅行等では盗難防止の観点からも重宝すると思います。
また、背面アクセスですが、頑丈なウェストベルトにより、ウェストベルトだけを身体に固定した状態でリュックを身体の全面に回すことで、リュックを地面に降ろすことなく機材を出し入れすることができます。
ちょうどこの写真の目線でウェストベルトを身体に付け、ジップを空ければ機材にアクセスできるというイメージです。
先ほど貼った36Lの機材収納例の写真ですが、実はこれも身体に固定して、リュックが浮いている状態で撮影しています。
ちょっと腰に負担は来ますので、人によっては荷物が多いと辛いかもしれません。
そして、私が気に入っている点は、作りがガッシリしているので、この機材収納部が簡易テーブル代わりになり、ここを使えば地面に置くことなくレンズ交換等が出来るという点です。
北海道での地面に置けず困った場面でも、これならば大丈夫そうです。
細かなところも気が利いていて、上の写真のように背面アクセスの蓋の内側にはゴム紐が付けられていて、それを首にかければ蓋が開きっ放しになり、両手が自由になるようになっています。
腰ベルトは非常にがっしりとした作りですので、取り外しは不可能です。
腰ベルトを使用しない場面でも取り外しできないのが気がかりな人も結構いらっしゃるかもしれませんが、その場合は見た目はあまり良くないですが、表側に回してベルトを留めておけるので、ブラブラと邪魔になることはないです。
こんな感じです。このようにしてもアクセス面で干渉して不便になる箇所はありませんでした。
ちなみに購入時に届いたダンボールには腰ベルトはこの状態で収納されていました。
側面ドリンクホルダーの大きさ、伸縮性
私は人一倍水分を摂る体質で、常に飲み物を持っていないと落ち着かない性格をしています。
そんな私にとっては、伸縮性抜群のサイドポケットが非常にありがたかったです。
かなり大きな水筒等も入れることができますよ。
2Lの水筒もギリギリ入りました。ただこれは本当にギリギリで生地に負担がかかっていそうなので、普段からこれを入れるということはしなさそうです。
伸縮具合伝わりますでしょうか。1Lのペットボトル等は楽々入りますので、コンビニで大きめの飲み物を買っておきたい時に大変助かっています。
なお、Backlight 18Lには2Lの水筒は入りません。36Lとは収納量が若干違います。
とはいえ、1Lのペットボトルは丁度入ります。
上の写真がBackLight 18Lに1Lの水筒を入れたものです。
この水筒は底部にゴムが巻かれているので、滑りづらく奥までスムーズには入りませんでしたが、1Lのペットボトルであれば普通に入ります。
これだけ伸縮性があるので、三脚を側面に取り付ける時も、物によっては3本の脚全てポケットに入れることができるのではないでしょうか。
ちなみに私は、屋外での休憩用に折り畳み式の椅子をサイドポケットに入れることが多いです。
BackLight 18Lでもリュックの高さからはみ出すことなくしまえて快適です。
ちなみにこの椅子、Walkstoolの"コンフォート45L"という商品で、値段は高価ですが、軽くてコンパクトなのに脚を伸ばすと高さ45cmとかなり高くなり座りやすく、耐荷重も200kgというかなり優れた製品です。
高さ45cmあると、立ったり座ったりの繰り返しの動作が結構楽になります。地味にお勧めの品です。
側面、前面どちらにも三脚取付け可能
前項の話と連動して、側面に三脚を取り付けるのも便利ですが、前面にも三脚が取り付けられるようになっています。
このリュックは背負い心地が良いので、サイドに取り付けても極端に重心が偏って背負いづらくなるということはあまり感じませんでしたが、それでも個人的にはリュックの中心に取付けられる方がありがたいです。
このように上下マジックテープをはがすと、三脚固定用のパーツを取り出すことができます。
実際に取り付けるとこんな感じです。
まずはBackLight 18Lに取り付けてみました。リュックの上下からは結構はみ出してしまいますね。
取り付けた三脚はLeofotoの"LS-284CLin"(高さ約53cm)と雲台がSIRUIの"K-20X"(高さ約10cm)で合計約63cmです。
これをBackLight 36Lに取り付けるとこんな感じです。
若干収まりが良くなりましたね。
また、細かな点ですが三脚固定用のベルトのバックルだけ、勝手に緩まないようロック機構が備えられています。
こういう細かな造りが流石高額なバッグだなと思いました。
ちなみにメインのジップに付いている輪っか等も、手袋を付けたままでも開けやすいよう配慮されています。
ジップ自体も開けやすく、細かい所作でストレスを感じなくて、使う程に満足度が上がっています。
その他収納部
機材収納部とは別に、前面側に3か所収納スペースがあります(1つはほとんど役立ちません)。
まずはほとんど役立たない上部のスペースから見ていきます。
写真でジップが空いている部分が該当箇所です。マチが一切なく、カード上の物だけを仕舞える感じです。
18Lではマチが無いうえに幅も狭いので、ほぼ使い道が思い浮かびません(笑)
36Lでは紙のパンフレットだったり、なんやかんや入れる物もありそうな気もしますが。これは18Lが同シリーズで最後に販売されて、デザインをそのまま踏襲した結果だと思ってます。
写真手前側に見えているジップを空けると、前面のメイン収納部になります。
これはBackLight 18Lの写真です。一番上段PCの絵の部分が13インチのPC、手前のタブレットの絵がかかれたフラップを外すとタブレット収納部になっています。
これが36Lになると、15インチのPC、10インチのタブレットを収納できるようになります。
※18Lの方は何インチまでのタブレットが入るのか確認できませんでした。おそらく同じ10インチは入ると思うのですが。
前面収納部はマチがあり、結構膨らむので色々と詰め込むことができそうです。
こんな感じで広がります。
そして最後に前面にフロントポケットがあります。
一番出し入れがしやすく、よく使う物等はここに入れるのが良さそうですかね。
ただし、三脚を前面に取り付けた場合はここが一番影響を受けます。
これも多少膨らむので、分厚めの財布とか奥行があるようなものでも結構収納できます。
こんな感じで前面収納部は目立った特徴的な点はありませんが、収納許容範囲も広そうで使い勝手よさそうな印象です。
このあたりはもっと使いこんでからまた判断したいと思います。
長くなりすぎたので、続きは別記事に
本当はまだ書きたいことがあったのですが、かなり長文になってしまいましたのでここで一区切りとさせていただきます(笑)
次回では、
- 各リュック(18L、36L、Everyday Backpack)との外観、サイズ感比較
- ポーチや小物のリュックへの取付け等の自分流カスタマイズ
このあたりを中心にご紹介したいと思います。
※続きはこちら
まあとにかく高額ではありますがお勧めできるリュックです!
私のように2つも買いたくないという方は、中間の26Lサイズを選ぶと間違いないかもしれません。
一番最初に発売された大きさだけあって、一番バランスの取れたサイズ感のような気もしてます。
流石に私は全サイズ揃える気はありませんが(笑)
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